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ボランティア体験

ボランティア体験:Workaway

大学3年生の上野真琴です。大学では社会学を専攻しており、平和学やジェンダー論などについて学んでいます!5歳の頃から毎年海外に行っているため、旅が大好きです!コロナ禍ではありますが、昨年は約5カ月かけてフランス・トルコ・パキスタンを旅してきました!旅でやらかした話は沢山持っていて、家族にも最近呆れられました。旅の中で1番印象的な出来事は、パキスタンでヒンドゥー教のお祭りに参加したことです!よろしくお願いします!

ボランティア活動を始めたきっかけ

ボランティアをしようと思って始めたというよりかは、せっかく旅に出るなら、その国の文化や生活を知りたいと思ったからです。という理由もありつつ、大学生で旅をするには金銭的に厳しいところもあるため、お願いされたタスクをこなす代わりにホームステイのように無償で泊まる場所や食事をもらえるのは素敵だなと思って挑戦しました。

ボランティアの事業内容

私が挑戦したWorkawayはホストから部屋と食事をゲストに無料で提供してもらう代わりに、ゲストはホストに依頼された仕事をこなすというサービスです。期間は1週間から1年と幅広く、仕事内容も家事やベビーシッター、農業、ペットのお世話、ホステルのお手伝い、DIY、学校の先生など幅広いです。
私がworkawayをさせてもらったのは、
・フランスのシャトー(中世のお城)でゲストハウスを開く準備をしているオーストラリア人夫婦の家でDIYに挑戦(私の彼氏が1ヶ月半お世話になっていたところに、1週間だけ滞在させてもらいました)。
→DIY自体は全くしたことがなかったため、とても良い経験になりました。日本では綺麗で性能が良いものを選ぶう人が多いですが、フランス人は「古き良きものを活用する」という精神が強いため、DIYをどの家も当たり前のように行なっていて、何から何まで自分たちで修理するので感心しました。また、お世話になったホストさんは元料理人と元バリバリのキャリアウーマンだったため、様々なお話を伺えました。シャトーで毎日DIYをしながら体を動かして、美味しいものを沢山食べて、自然に癒されて、のんびりゆったりと生きる生き方に感化されました。自分の生き方やどう在りたいかを考え直すことのできた貴重な一週間でした。
・トルコのMarmarisにあるホテルのお手伝い。(1週間)
→Muzzaferのホテルに来る前に1ヶ月間イスタンブールで滞在していましたが、Muzzaferの家で初めてたくさんのトルコ料理に触れました。ホステルの手伝いといっても、半日以上ウクレレをしたり、海を眺めたり、好き勝手していました。気分としてはおじいちゃんの家に遊びに来た感覚でした。庭の手入れをお手伝いしたり、お掃除を手伝ったりしていたので、誰でもできることをして、1週間とっても素敵なおうちで泊まらせてもらっていました。
・トルコのEskikoyにあるPitayaDalyanというドラゴンフルーツを栽培しているご家族のお家で文化交流&農業のお手伝い(1週間強)
→ホストの1番のお願いは3人の子供たちと文化交流をすることでした。ほとんど英語も通じなかったため、ノンバーバルコミュニケーションがメインでした。Ihsaneにはたくさんのトルコ料理を教えてもらいました。特に、レストランでは見ないような家庭料理を沢山知ることができ、日本の言い伝えのようなものも教えてもらうことができたので、最もトルコについて学ぶことができた1週間でした。ドラゴンフルーツの収穫や畑の手入れなどもお手伝いしましたが、いとこの家で遊んでいる感覚で過ごしていました。

長々とどんなことをしていたのか記載してみましたが、設問に適していなかったらごめんなさい。理念や事業に共感した部分は主に3に記載しています。

活動の素晴らしさ

参加した理由は上記の通りで、その国の食や生活、伝統、文化を知りたかったというのが1番な大きな理由です。旅行をするだけでは表面的なものしか見えないからこそ、家庭に入り込み、自分たちが異物な存在になることで、知ることができることが沢山あります。家庭に入り込むことで、通常の旅以上に価値観や考え方の違いを痛感させられます。ぶつかることや互いに我慢してしまうこともありますが、日本にいる時よりも敷居が下がるからか、ちゃんと思ったことを主張することで和解できることも多いです。お互いの国の文化や慣習を話す時間はとても興味深くて面白いです。特に「食」は繋がりを強くしてくれます。どこに行っても必ず日本食を作ってあげていましたが、反応は様々です。フランスにいた時に、ポテトサラダとご飯を出したら、「なんで日本人はポテトとお米を一緒に食べるの?」と聞かれました。そこに違和感を感じていなかったからこそ面白い発見でした。もちろん、トルコ料理も沢山教えてもらいました。食は自国に戻ってからもその国のことを思い出すきっかけになるので、私にとっては非常に大切なものです。
Workawayは無償ではあるものの、労働対価として宿泊場所や食事だけではなく、様々なことを学ぶ機会があるので気にいっています。お金のやりとりはないですが、労働はしているため、いいなりになる必要もないですし、互いに話し合うことでどこまでやるかの境界線を作ることができます。「〜〜してあげる」という精神は全くなく、両者の利害が一致しているからこそ実現するサービスであるため、ボランティアらしくないところがWorkawayの好きなところです。

ボランティア活動の仲間

メンバーなどは巡り合わせで、固定のメンバーはいないため割愛します。
その後の関係性に関してだけ軽く記載すると、今でも時々連絡を取り合います。一期一会のような関係のため、離れてからも継続し続けられる関係ではないのがworkawayです。それでも、数週間同じ時を共有して、いろんな話をしたり、一緒にご飯を食べたり、笑い合ったりする中で、友達以上家族未満のような関係性になることができます。いつかもう一度会いに行きたいと思うし、ふとした瞬間に彼らのことを思い出し、近状を気にかけるような関係です。AIESECの言葉を借りるなら、「顔の見える世界地図」のより印象深い地点なのかなと思います。

高校生・大学生に向けて一言

ボランティアはどこか「奉仕」のように感じてしまいますが、Workawayのように大切な仲間や経験を得るために飛び込める場所があります。私は善意のために行うボランティアよりも両者に利点があり、上下関係などがなく、対等に接することのできる空間があるworkawayのような場所が好きです。誰かのためにボランティアをするのではなく、自分のためにボランティアに是非挑戦して欲しいです。

最後に

上記と同様で、ボランティアに挑戦するのにかっこいい理由も、堅い決意もいらなくて、自分のために挑戦すればいいのだと私は思います。自分が異文化に飛び込むこと、経験として得たい場所に挑戦してみることで、自分の成長につながりますし、その成長や頑張りが相手の何かに繋がります。誰かに何かをしてあげるためにボランティアをするのではなくて、自分のために飛び込んでみて欲しいです!

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