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ボランティア団体のご寄稿

青山学院大学公認SHANTI SHANTI 国際ボランティア愛好会

【はじめに】
こんにちは!私たちは青山学院大学公認、SHANTI SHANTI 国際ボランティア愛好会に所属する学生14人で結成したチーム、Island(アイランド)です。
私たちは、台風により壊滅したセブ島の海上スラムの教会を再建するため、またラーニングセンターを新しく設置するためにクラウドファンディングを行っています。現在、週1~2回の対面やオンラインでのミーティングを通じて、どうすれば海上スラムの教会の再建を支援できるかみんなで話し合い、和気あいあいと活動しています。

私たちが所属するボランティア愛好会は、400人を超える学生が所属している、学内最大規模の団体です。活動は、「国際ボランティア」と「国内ボランティア」大きく2つに分けることができます。

まず国際ボランティアについてです。例年、夏休み・春休みの長期休暇を利用して、東南アジアを中心とした貧困地域に訪れて、生活に困っている家庭に安心して暮らせる家を建てるボランティアを行っています。また文化体験活動として、その国の観光地や食、人に触れるという、現地と密着した活動も行っています。

次に国内ボランティアについてです。今までボランティアを行った地域は全12県にのぼります。主に農家や被災地のお手伝いをしたり、地域活性化を行ったりする中で、その地の文化を知り、日本の良さを改めて実感することができます。

このように私たちは、コロナ禍以前は海外や国内で多様なボランティアを行っていました。現在のコロナ禍では以前のような課外活動はできなくなりましたが、十分な感染対策の下、可能な範囲で様々なボランティアを行っています。

【ボランティアについて】
そこで今回は、実際にボランティアを行ったメンバーたちの声を紹介します。実際の意見を通じて、ボランティアに少しでも興味を持って頂けると幸いです。

はじめに、海外でボランティアを行ったメンバーの多くが、自分のチームはもちろん、現地の人とも絆や繋がりを深められたと強く感じました。海外や国内での課外活動を伴うボランティアは、一緒に活動するメンバーとのチームワークや、支援する現地の方々とのコミュニケーションや繋がりが大切です。

またゴミ拾いや森林ボランティアなど様々なボランティアを行ったメンバーが共通して挙げたのが、「楽しむ」ことの重要性です。ボランティアは他から強制される義務的なものではなく、個人の意志に基づく活動です。自身が楽しんだりやりがいを感じたりすることで、主体的に行うことが重要です。
それだけでなく、「自身のボランティアが何に繋がっているのか、どのように役に立つのか」をしっかり考えたうえで、「自己満足で終わっていないか」を考えることが大切だという声もありました。ボランティアは、相手への善意の押し付けや一方通行的な活動ではありません。現地や支援先の状況、ボランティアの目的などをしっかりと考えたうえで、相手の思いや願いに根差して行動することが重要です。
最後に、「ボランティアは人の役に立つだけじゃなく自分の発見にもつながる」、「ボランティアを通じて自分も成長できた」という声も見られました。ボランティアは相手から様々なことを学ぶ双方向的な活動であり、お金では得られない喜びや感動を得ることができます。ボランティア活動は、新たな自分に出会い、大きな成長につながる場でもあるのです。

このようにボランティアは、しっかりとルールを守ったうえで、無理なく続けることが重要です。始めるには勇気や自主性が必要ですが、コロナ禍の現在でも私たちにできることはたくさんあります。

皆さんも、この機会にボランティアに一歩踏み出してみませんか?

【私たちのプロジェクトについて】
最初にも述べたように、現在私たちIslandはフィリピンセブ島のNGO団体であるSLPC様(sustainable livelihood project Cebu)と協力して、台風により壊滅したセブ島の海上スラムの教会を再建するため、またラーニングセンタ

 

ーを新しく設置するためにクラウドファンディングを行っています。
ここからは、その内容について少しお話させてください。

フィリピンのセブ島、国際空港があるマクタン島とセブ島を結ぶ橋の下に海に浮かぶように広がるスラムがあります。ここに住む人たちの仕事は日雇いのものばかりで、非常に貧しい生活をしています。彼らはコロナ禍でより厳しい生活を強いられていましたが、そこに昨年12月、スーパー台風が直撃し多くの家族が家を失いました。セブ市の貧困地区の中でも海上スラムは台風による高潮と暴風により壊滅的な被害が出ました。コミュニティの中心にある教会の屋根や外壁は大きく損壊し、周りの家は跡形もなく消滅しました。このような甚大な被害が出ている海上スラムをなんとしても復興すべく、今回のプロジェクトを立ち上げました。

私たちには、このクラウドファンディングで実現したいことが三つあります。

①海上スラムの教会の修復

第一に、海上スラムの教会の修復です。沿岸にあるほとんどの家が流されましたが、この教会だけはなんとか躯体が残っていました。ここはかねてより海上スラムのコミュニティのよりどころとなっている場所でした。協会を再建することがコミュニティを再建することにつながります。さらに、今回の台風で人々は命の危機を感じる非常に恐ろしい経験をしています。皆が集まって話し合うことの出来る集会所を作ることは、現地の方たちの精神的な救いになると考えています。また、現在この教会には家を失った牧師家族が暮らしています。屋根も外壁も流されてしまった教会は、いうまでもなく雨風をしのぐには不十分です。私たちは、屋根の設置や、流れてしまったキッチンやテラス、トイレ、外壁などの取り付け、といった彼らが元の生活に近い生活を送れる状況を届けたいと考えています。

②ラーニングセンターの設置
第二に、教会内にラーニングセンターの設置を行いたいです。ラーニングセンターとは、子どもたちが集まり、座って勉強のできるスペースであり、数代のパソコンとWi-Fiが完備されていることを想定しています。海上スラムの子どもたちの教育の現状として、貧困層の子どもたちはそのままではどうしようもなく貧困であり、学校へ行くことが難しい家庭環境となっています。親自体が教育を受けていないので、今更良い仕事に就くことも出来ません。貧困層の再生産が続いています。しかし、このような状況下においても学びたい子どもたちはたくさんいます。そして彼らは大学を卒業し、企業に勤めることが家族を貧困から救うための手段であると信じ、目標としています。私たちはこのような、勉強したいという意思がある子ども、それが家族のためになると信じている子ども、そして家族からもそれを望まれている子どもを支援したいです。ラーニングセンターは決して大きいものではないですが、将来を担う子どもたちへ教育を届けることは、必ずスラムの自立支援の一歩となります。

③情報発信
第三に、セブ島、海上スラムについての情報発信を行いたいです。セブ島の豆知識などを発信して、多くの方にフィリピンを身近に感じていただき、セブ島の実状についてより多くの方々に知っていただけるよう情報発信をしていきます。私たちが海上スラムと日本を繋ぐ一つの懸け橋となれるよう、全力を尽くします。
皆様からいただいたご支援は現地NGO団体を通して海上スラムの人々に届けます。詳しくは以下のURLをご覧ください。
フィリピンセブ島現地NGO SLPC様https://go-cebu.com/ 

【最後に】
ここまで読んでいただきありがとうございました。より詳しい内容は、台風で壊滅した海上スラムの教会を再建したい! – CAMPFIRE (キャンプファイヤー) (camp-fire.jp)にあります。少しでも興味を持ってくださった方は、ぜひ見ていただけると嬉しいです。

海上スラムの人々が元の生活を取り戻すことが出来るよう、未来に向かって進んでいけるよう、皆さんの力をお貸しいただけないでしょうか。よろしくお願いいたします。

 

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