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今日からできる!ペットボトルキャップで始める支援

ゴミ拾いをしている写真

こんにちは!JAVOメディアライターの中村です。
皆さんは「ペットボトルキャップボランティア」という活動をご存じでしょうか?名前は聞いたことがあるけど、具体的な内容までは知らない、という方も多いかもしれません。

この活動は、私たちが日常生活の中で使うペットボトルのキャップを捨てずに集め、リサイクルして得た収益を医療支援や環境保全活動に役立てるというものです。とてもシンプルで、誰でもすぐに参加できるのに、世界中の人々に大きな影響を与える力を持っています。

今回は、この「ペットボトルキャップボランティア」について、仕組みや効果、そして私たちができることを詳しく紹介します。

目次
1. ペットボトルキャップボランティアとは
2. 活動の仕組みと支援の流れ
3. 私たちができること
① キャップを集める
② 回収拠点に届ける
③ 活動を広める
4. まとめ

1. ペットボトルキャップボランティアとは

ペットボトルのキャップを回収・リサイクルし、その売却益をワクチン購入などの支援に活用するボランティア活動です。日本では「エコキャップ運動」として広まり、学校や企業、地域団体などが積極的に取り組んでいます。

一見するとただの「ゴミ」のように思えるキャップですが、実は約2kg(860個ほど)を集めることで、ポリオワクチン1人分に相当する支援金が生まれます。つまり、たった数本の飲み終わったペットボトルが、命を救う支援の第一歩になるのです。

また、キャップは本体と違って比較的汚れが少なく、リサイクルしやすいため、資源としても有効活用されやすい点も魅力です。

 

2. 活動の仕組みと支援の流れ

活動の基本的な流れは以下の通りです。

① キャップを分別・回収
私たちが飲み終わったペットボトルからキャップを外し、清潔にして保存します。

② 回収団体が集約し、リサイクル業者へ引き渡し
回収されたキャップは、地域の団体やNPO法人などがまとめて回収し、リサイクル業者に引き渡されます。

③ プラスチック製品に再生され、その収益が支援に
キャップは粉砕され、再生プラスチック製品の材料として利用されます。ここで生まれた売却益が、NGO・NPOを通じて、発展途上国へのワクチン支援や、障がい者の雇用支援、環境保護活動の資金として活用されるのです。

さらに、この活動はCO₂排出の削減にもつながります。焼却せずにリサイクルすることで、温室効果ガスの排出を抑えることができるため、地球環境の保全にも貢献しています。

このように、キャップを集めるという小さな行動が、「命を守る」「障がい者を支える」「地球を守る」という3つの大きな社会的意義を生み出しているのです。

 

3. 私たちができること

この活動は、誰にでもできるという点が最大の魅力です。では、実際に私たちは何ができるのでしょうか?

① キャップを集める

まずはペットボトルを飲み終わったら、キャップを外して集めましょう。
水でサッと洗って乾かすだけでOK。特別な道具や設備は必要ありません。

学校で、部活動のメンバーで、家族で、職場で。どんな小さなコミュニティでも始められます。目につくところにキャップ専用の箱や袋を置いておくだけでも、意識は自然と高まります。

「キャップが集まるたびに、誰かの命を救える」と思えば、日々の行動が変わるはずです。

② 回収拠点に届ける

キャップを集めたら、地域の回収拠点へ持って行きましょう。
回収ボックスは、自治体の施設、学校、スーパー、薬局、地域の福祉施設など、さまざまな場所に設置されています。

ただし、地域によって対応している団体や取り扱いルールが異なる場合があるので、事前に公式サイトや掲示板で確認すると安心です。

また、一部の自治体ではキャップの引き渡し量に応じてポイントがもらえるエコ制度を導入していることもあり、そうした制度を利用すれば、地域貢献と環境保全の一石二鳥になります。

③ 活動を広める

あなたの行動が周りに伝われば、もっと大きな支援へとつながります。

SNSで発信したり、学校の壁新聞に書いたり、地域の掲示板にポスターを貼ったりするだけでも効果があります。地域のイベントや文化祭でこの活動を紹介したり、ワークショップを開いたりするのも良い方法です。

子どもたちにとっても、身近な物を使った支援活動として社会貢献を学ぶ貴重な機会になるでしょう。

海にゴミが漂っている写真

 

4. まとめ

ペットボトルキャップボランティアは、誰でも、どこでも、今日からすぐに始められる支援活動です。
私たちが何気なく捨てている小さなキャップが、実は誰かの命を救うきっかけになっています。

「キャップ1個では意味がない」と思うかもしれませんが、1個が2個に、10個に、100個に。多くの人が少しずつ協力することで、大きな力になります。

環境保護、医療支援、障がい者支援と、複数の側面から社会をよくするこの活動。
まずは今日、1個のキャップを集めるところから始めてみませんか?

小さな一歩が、未来を明るく照らす光になります。

ボランティア証明書の発行はコチラ【ボランティア証明書発行(全NPO対応) | NPO法人JAPANボランティア協会 (javo.or.jp)

 

参考文献

https://www.jcv-jp.org/donation/pbcap?utm_source=chatgpt.com

https://ecocapmate.com/page/about/?utm_source=chatgpt.com

 

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