就活で活きる!ガクチカとしてのボランティア活動を効果的にアピールする方法
私は現在社会人2年目ですが、就活の際は学生時代に力を注いだこと、いわゆる「ガクチカ」は就職活動での自己PRで欠かせないポイントのひとつです。その中でも、ボランティア活動は現在の社会の潮流と合わせても高い評価を得やすい内容と言えます。しかし、単に「学生時代にボランティアに参加しました」と伝えるだけでは、印象が薄くなりがちです。
この記事では、ボランティア活動の経験を魅力的にアピールするための方法を具体例とともに解説します。さらに、証明書の取得を活用することで、アピール効果をより高める方法についてもご紹介します。
目次
1. ボランティア活動が注目される理由
就職活動でボランティア活動が注目されるのは、社会貢献活動への意識が高いことを伝えられるだけではなく、活動を通じて得られるスキルや価値観が、企業が求める人物像に通じるからです。ボランティアから得られるスキルのうち、就職活動では以下のような点が評価されやすいです。
- 主体的な行動:自主的にボランティアに参加し、積極的に取り組んだ姿勢
- チームワーク:異なるバックグラウンドを持つ人々と協力する力
- 社会貢献への意識:SDGs・ESGと言われるように、社会課題に取り組む人材の需要の高まり
つまり、ボランティアとは社会人としていわゆる「成功」している人にも通づる要素が培われるのです。
2. ボランティア経験を効果的に伝えるためのポイント
一方で、想いは強くても面接官へ伝わらなければ、高評価にはつながりません。以下の要素を意識して、自分の活動を効果的に伝えるように工夫しましょう。
(1) 活動の動機
自分がその活動を選んだ理由や背景を語ることで、活動に対する思い入れや価値観を伝えられます。例えば、「地元の身近なところから環境問題を改善したい」という理由なら、環境問題への意識だけでなく、地域間でのコミュニティ内での活動もアピールできます。
(2) 具体的な取り組み
どのような課題に取り組み、どのように行動したのかを具体的に説明しましょう。作業報告にならないよう、実際に感じたことや主催者との交流を通じたエピソードを含めると効果的です。
(3) 活動の成果や学び
活動を通じて得た成果や気づきを語ることで、自己成長をアピールできます。参加前と参加後で意識や行動にどのような変化が出たか、またその経験が志望する企業でどのように活きるかまで示せると、説得力が増します。
3. ボランティア証明書の活用方法
一方、ボランティア活動をガクチカとして話す人は多いです。そこで有効になってくるのが「ボランティア証明書」です。JAPANボランティア協会が発行するボランティア証明書を活用すれば、自分自身のボランティア活動を「時間」という客観的な観点から証明することができます。
証明書の発行方法は簡単です。
証明書の取得方法
- 活動に参加する:あとは活動に参加して、一生懸命取り組みます。
- 証明書の申請をする:JAPANボランティア協会のHPへアクセス
- 手数料振込み・発行:あとはJAVOから発行されるのを待つだけ。
証明書があることで、アピールポイントを活動期間や具体的な成果を信頼性を持って伝えられる点が大きな強みです。
4. ガクチカを伝える際の注意点
ガクチカを効果的に伝えるためには、単に自分の頑張りをアピールするのではなく、企業が求める人材像や価値観に合わせて内容を構成することが重要です。
自分語りをしない
「自分はこれだけ頑張った」だけではなく、「どのように貢献したか」「周囲とのコラボレーションで何を得たか」も伝えましょう。例えば「海岸清掃をやりました」ではなく、「〇〇海岸の清掃を◯時間取り組みまして」のように、具体的な事実を付け加えることで、より説得力が高まります。また協調性を伝えたいときには、「主催者/運営者の方からこのようなことを学びました」など、チームワークを伝えるポイントもあると良いでしょう。
企業のニーズに合わせる
志望する企業の価値観や求めるスキルに沿ったアピールが重要です。例えば「挑戦する人材」を求めている企業/社風であれば、ボランティア活動を通じて挑戦したこと、自分におきた変化を伝えると効果的です。
5. まとめ
ボランティア活動をガクチカとして活用するには、活動の背景や具体的な取り組み、そこから得た学びを整理して伝えることが大切です。また、現在はボランティア活動に取り組む学生も増えているため、証明書が発行される活動に参加することで、信頼性を高め、他の候補者との差別化を図ることができます。
一方で、いちばん大事なのは「何に取り組んだか」「なぜ取り組んだか」「何を学んだか」という”あなた自身を伝える”ことです。私自身はあまり学生時代ボランティアに取り組んでこなかったですが、社会人になって取り組んでおけばよかったと感じます。
無償で誰かのため、環境のために働くことは自己効力感を高める取り組みで、必ず前向きな影響を与えてくれます。ぜひ一緒にボランティア活動に取り組んでいてくれる方がいたら、こちらから申し込んでいただき、日本でボランティアを当たり前にしていきましょう!
6. FAQ【よくある質問】
Q1:ボランティア証明書はどこで発行できますか?
A:JAPANボランティア協会(JAVO)から発行可能です。発行手順はこちら。
ボランティア証明書発行(全NPO対応) | NPO法人JAPANボランティア協会
Q2:証明書発行にはいくらかかりますか?
A:1枚3000円です。合計の時間を証明するためには1枚あれば十分です。
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