海のごみ拾いで海も心もきれいスッキリに!

こんにちは!JAVOメディアライターの西村です!記事を書くのは今回が初めてで少し緊張していますが、温かい気持ちで読んでいただけると嬉しいです。
これから全力で頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします。
さて、皆さんは「ボランティア活動」に参加したことはありますか?
地域の清掃やお祭りの運営、施設での手伝いなど、身近な活動もあれば、最近ではオンラインでできるボランティアも増えています。今回は私が実際に体験した、広島県竹原市で行われた海岸清掃活動「リフレッシュ瀬戸内(的場海水浴場・的場西海水浴場)」についてご紹介します。海の環境を守るだけでなく、人とのつながりや達成感も得られる素敵な活動でした。ぜひ最後まで読んでください!
https://www.city.takehara.lg.jp/material/files/group/1/20240619_2.pdf
1.観光資源が豊富な竹原市
竹原市は、瀬戸内海沿岸に位置する歴史ある町です。特に有名なのは「町並み保存地区」。江戸時代の面影を残す古い家屋や石畳の道が続き、歩くだけでノスタルジックな気分になれます。白壁や格子戸、趣のある町家が連なり、まるでタイムスリップしたかのよう。観光客だけでなく地元の人にとっても誇りの場所です。
竹原市の象徴である“竹”には、市民同士がまっすぐに伸び、互いに支え合いながら成長していくという意味が込められています。竹の葉の緑色は「平和」を象徴し、市全体の温かい雰囲気を表しています。さらに、竹原はアニメ『たまゆら』の舞台としても知られ、聖地巡礼に訪れるファンも多い場所です。歴史、自然、文化が融合した魅力あふれる町です。
2.「リフレッシュ瀬戸内」
リフレッシュ瀬戸内について簡単に説明をしたいと思います。
「リフレッシュ瀬戸内」は、瀬戸内海沿岸の地域の人が協力して行う大規模な清掃活動です。活動内容は主に海岸や砂浜のごみ拾い。バーベキュー後に残された炭や、漂着したペットボトル、発泡スチロールの破片などを回収します。
特に的場海水浴場は夏になると多くの観光客や地元の人が訪れる人気スポットですが、その分、ごみの発生も多くなります。砂に半分埋まった空き缶や、潮に運ばれてきた漁具の破片など、放置すると景観を損ねるだけでなく、海の生き物にも悪影響を及ぼします。
また、この活動では「海の健康診断調査」も行われます。これは海の水質や砂浜の状態を調べ、環境保全に役立てるもの。清掃と調査を組み合わせることで、単にごみを拾うだけでなく、予防的な環境保護活動としても大きな意味を持っています。
3.子供から大人まで幅広く活躍
私が参加した日の的場海水浴場のボランティアは、朝から賑やかな雰囲気に包まれていました。集合場所には家族連れの姿が多く、小さな子供たちが帽子と軍手姿で元気いっぱい。正直、それまで私は「こういう活動は大人が中心で、子供は少ないのでは」と思っていましたが、実際は幼稚園児から高校生、大人まで幅広い年代が参加していました。
活動が始まると、子供たちは驚くほど集中してごみを拾っていました。バーベキューで使われていたであろう炭、砂に埋まったペットボトルやビニール袋。誰も「疲れた」「もうやめたい」と言うことなく、炎天下の中でも黙々と作業を続けます。私自身も、同年代や年下の子が頑張っている姿に刺激を受け、自然と体が動き続けました。
また、幼稚園児から小学校低学年の子供たちはごみの分別にとても興味を示していました。「これは燃えるゴミ?」や、「これは燃えないゴミでしょ?」といろいろなところから聞こえてきました。単なる清掃活動ではなく、子どもたちにとって新しい発見、学びを得ることにもつながったのです。
4.地域住民一致団結
この活動には地元の漁師さん、観光協会のスタッフ、市役所の職員、近隣の高校生、親子連れなど、本当に多様な人たちが集まっていました。普段の生活ではなかなか出会わない世代や職業の人と、同じ目標に向かって作業をする。それだけで地域のつながりが一気に深まります。
作業中は「そっちに大きい網の切れ端があるよ!」とか「こっちの袋がいっぱいになったから交換しよう!」など、自然と声を掛け合う光景が見られました。知らない人同士でも、同じ軍手とゴミ袋を持っていれば仲間意識が生まれる。これがボランティアの魅力の一つだと感じました。
5.掃除が終わった後
掃除が終わった後には、参加者全員に冷たい飲み物が配られます。炎天下で汗を流した体にしみわたる一口は、本当に格別で「やってよかった!」と心から思える瞬間でした。自然と「お疲れさま!」「きれいになったね」と声を掛け合い、達成感と爽快感が会場全体を包み込みます。その後は自由時間となり、海に入って泳ぐ人や砂浜で遊ぶ子どもたちの姿があちらこちらに。片付けを終えた海は、まるで生まれ変わったように輝き、皆の笑顔と重なってとても印象的でした。私は両親や友人と一緒に、きれいになった海を背景に記念写真を撮りましたが、その写真は今でも大切な宝物です。掃除そのものだけでなく、活動を終えた後に感じる達成感や、人と人との温かいつながりが、このボランティアをより特別な体験にしてくれるのだと実感しました。
さらに心に残ったのは、片付けのあとに自然と生まれた交流です。初めて会った人とも「今日はたくさん拾えましたね」「来年も一緒に参加したいですね」と笑顔で言葉を交わし、そこから小さな輪が広がっていきました。特に子どもたちは達成感に満ちた表情を浮かべていて、「ごみ拾いって楽しい!」「またやりたい!」と元気いっぱいに話している姿が印象的でした。大人が黙々とごみを拾う姿を見て、子どもたちも自然と「環境を守るって大事なことだね」と学んでいるように感じました。きれいになった海を前に、参加者皆が同じ目標を達成した充実感を共有できたことは、何よりも貴重な経験でした。この瞬間があるからこそ、ボランティア活動は続けたいと思えるのだと強く思いました。
6.最後に
竹原市の美しい海を守るために行われている「リフレッシュ瀬戸内」。
そこには、ごみを拾うというシンプルな行動以上の価値がありました。
世代を超えて協力し合い、地域の絆を深める。自然と向き合い、環境について学ぶ。そして、頑張った後には達成感と楽しい思い出が残る。そんな循環が、この活動の魅力だと感じます。
私がこのボランティア活動をする前は、学校へ行き、部活をして、帰宅後に勉強するという毎日を繰り返していました。何も疑問を持たず、ただ日常をこなすだけの生活。しかし、この海の掃除のボランティアを体験してからは他人事のように考えてはいけないことを学ぶことができました。先生がよく言っていた「他人事のようにしていると、いつか自分に降りかかる」という言葉の意味を、今なら実感できます。この経験はきっと、これからの自分の強みにつながっていくと信じています。
もしこの記事を読んでボランティア活動に「参加してみたい」と思った方がいれば、それがすでに大切な第一歩です。環境問題は一人で解決できませんが、小さな行動が集まれば大きな力になります。
最後までこの記事を読んでくださり、ありがとうございました!
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