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海外のフードバンク活動や詳細を紹介!【経験談】

こんにちは!JAVOメディアライターの高木です。

今回が初めてのライターとしての活動で、わからない事が多いですが頑張っていきたいと思っています。よろしくお願いします!

 

1.はじめに

皆さんは、「フードバンク」という活動を知っていますか?

簡単に言うと、食品メーカーから寄贈された賞味期限が短くなっているなどの食品を、福祉施設や困窮世帯に無償で提供する活動のことです。

フードバンク活動は最近認知度が上がってきています!

消費者庁による「令和元年度 消費者の意識に関する調査 結果報告書

調査対象:全国の満18歳以上の男女3000人

 性別、年代、地域の比率を基に、調査協力した事業者に登録されているモニターから抽出

 

によれば、フードバンク活動について知っているかの質問に対し「知っている」と答えた人は2020年は約4割だったようです。しかし、昨年2024年には約8割の人がフードバンク活動について認知しているそうです。フードバンク活動に興味を持ってくれる人が確実に増えています!!

しかし、まだまだ活動に参加してくれる人は少ないため、協力してくれる人を増やすための取り組みを積極的に行う必要があると実感しています。

 

ご家庭からの食品の寄付でもこの活動に参加する事ができ、実際私がフードバンクに興味を持ったのは中学校で行われていた生徒会主催のフードバンク活動で食品を寄付した経験からでした。

 

食品ロスや貧困解決の解決手段として世界中で関心が高まっています!!

 

そして、私が特に関心のある「SDGs」に関してですが、このフードバンク活動はSDGsの17のゴールのうち、

「1、貧困をなくそう」、「2、飢餓をゼロに」、「3、すべての人に健康と福祉を」、「12、つくる責任 つかう責任」、「17、パートナーシップで目標を達成しよう」の5つに大きく関係していると個人的には思っています。

SDGsの目標17の画像

 

2.具体的な活動内容

『フードバンク活動について知っているけれど具体的に何をしたら良いのかわからない…』

『何かSDGsに関連した活動をしてみたいけれど…』

 

とお考えの方が多いと思います。

そこで!具体的に何をすれば良いのかを簡単に紹介します!

 

[フードバンクに食品を寄付する]

  フードバンクに食品やお金を寄付するときは、フードバンクの団体に問い合わせて、寄付する食品や金額を伝えます

 

認定NPO法人さんなど、活動を行っている法人はたくさんあるので、問い合わせを行い、ボランティアを希望していることを伝えましょう。

 

[フードバンクボランティアに参加してみる]

        フードバンクでは、食品ロスを減らすためにボランティア活動も行われています。ボランティアには炊き出しやパンドリーピックアップなどがあります。

 

  実体験ですが、私も現在子ども食堂にボランティアに行っています。ありがたいことに近所のスーパーから売れ残った商品をたくさん頂くので、私たち学生ボランティアは頂いた食品で子供達に配るお弁当を作っています。そのまま捨てられていたかもしれない食品がプルコギ丼や親子丼の具材となったりご家庭に配布されたりするのを見て、この活動はとても有意義であると実感しました。まだまだボランティアが少ないように感じているので、この記事を読んでくださった方がフードバンク活動に興味を持ち、ボランティアになってくださったら嬉しい限りです。

 

また、「食材を無駄にしない」ことは最も大切で私たちの意識で変える事が出来ます。日本を含め多くの先進国では、まだ食べられるのに食材が捨てられてしまう「フードロス」が大きな課題となっています。その一方で、開発途上国では食料が不足し、栄養失調や病気で亡くなってしまう方が多くいるのも現状です。

捨てられてしまう食べ物や水を、逆に不足している国に寄付することができれば、、、と何度も思いました。不平等を無くし、誰もが健康に生きる世の中にする事が私の目標です。

だからこそ、食べ物を「しっかり食べて」ほしいです。

出されたものを残さず食べるために食事の際自分の食べられる量を考える。

買い物では適切な量を考えて取る。賞味期限の近いものから取る。

など、身近な所にもフードロスを減らすことが出来るのです!!

 

      

 

       まだ食べられる所を残して捨てていませんか?     

   食べる予定がないのに一応と思って余分に買っていないですか?   

 

3.カナダのフードバンクについて紹介!

ここからは、本題になる海外のフードバンク活動を紹介していきます!!

 

なぜカナダと言いますと、私が留学に行っている国がカナダ🇨🇦だからです             (この記事は現地で留学中に書いています😊)

 

高校在学中に2度カナダ留学に行きました。

現地の方たちがとても優しく接してくれて、外国語があまり上手に話せない私が理解できるように分かりやすい表現で伝えたりしてくれて本当にありがたかったです。

在学高校やコーディネーターの方、語学学校の先生方など、多くの人に支えられて今研修が出来ています。

 

そして何より2度も留学に行くという私のわがままを否定せず貴重な機会をくれた家族に、「送り出して良かった」と思ってもらえるように何か得て持ち帰りたいという思いでいます。   

(留学の詳細は別の記事で帰国後まとめて掲載します!)

 

👀カナダのフードバンク まとめ

   

あくまで私が訪問したところの特徴なども含まれているため、カナダすべてのフードバンクが同じという訳ではありません

 

⭐️私が訪問したフードバンクは、カナダで2番目に大きい規模を誇っているそうです。

⭐️日本の「カップうどん」などの商品があり、果物などはすごく大きな冷蔵庫に保管されていました!

 

私の目に留まった特徴をいくつか紹介していきます!

特徴1:子供用製品があった

BABY  ROOM」という、赤ちゃんが食べるおやつやミルク、オムツなどが置かれている専用のコーナーです。私がボランティアを行っているフードバンクにはこのような赤ちゃん専用の商品を置いていないので印象に残りました。

 

 

子供向け商品が多いことに疑問を持ち質問をしてみると、

フードバンクに来る方の47%が赤ちゃんなどの18歳以下の子供達だということを教えていただきました。

約半数が子供たちであるという状況を踏まえて、子供たちが食料に困らないように、また、困ってしまった時にも必要な支援が行き届くような環境づくりを考えていく必要があると感じました。

 

特徴2:チケット制

食料の配布を希望している人にチケットを配布します。自分の順番が来たときにチケットを渡すと食べ物が受け取れるような仕組みになっています。

そうすることで、二重に受け取ることを防ぎ、より多くの人が支援を受けることが出来るように調整されていると感じ、工夫を実感しました。

私がボランティアに行っている所でも、チケット制にすれば多くの人に食料が行き渡ると考えたので、検討するきっかけになりました。

このシステムにすると、配ったチケットの数を見て来られる方の数をだいたい考えながら適切な量を配ることが可能という点でとてもいい取り組みだと考えます。

食品ロスを減らす観点や効率よく配ることが可能という点でもとても良いです

 

特徴3:グループごとの配布

私が1番興味を持った特徴です!

グループに分けて配布をしていました

グループ1、2、3というのがありました!

 例)グループ1:1~3人など少ない家庭に配布用食料

   グループ2:4〜6人くらいの家庭に配布用食料

   グループ3:それ以上の多い家族

 

というように、家族の数によって分けられるグループが決まり、そのグループに応じた食料がもらえるという仕組みでした。

 

グループ分けにすることで、家族の数などの条件を加味して食べ物を受け取れます。

私の感覚にはなりますが、日本のフードバンクでは受け取りに来られた人に配られるため、家族の数に関わらずもらえる量は決まっているような印象を受けます。グループ分けにして家族も考慮されることで不平等を減らし、一人ひとりに食料が行き渡るように工夫されていると感じました。

 

4.全体のまとめ

今回、実際に海外のフードバンクをこの目で見る機会をいただいて感じたことを拙い文章にはなりますが書いていこうと思います。

まずは、フードバンクに対する考え方の違いを実感しました。実際にカナダに行って観光としてさまざまな場所を訪れる中で、綺麗な街並みがあってとても栄えているところもあれば、少し歩けば全く別の場所であるかのように見えるところもありました。日本にも食べるものがなく困っている人が大勢おり、これからも自分にできることを探していきますが、海外には日本よりももっと深刻な状態に陥っている方がいると学べました。そういった方たちにとって、この「フードバンク活動」はとても重要なライフラインであり、もっと多くの人に支援が行き渡る努力をする義務があると改めて感じました。

日本での認知率が低いということを踏まえ、「食べるものに困る」ということをどこか他人事として捉えているのかもしれません。

 

私は、とてもありがたいことに今食べるものには困っていません。

家族にも相談できているし今の悩みは勉強のこと、友達関係のことくらいです。

ですが、私は「食べることが出来るのは当たり前」と思ったことはありません。

これから自分の食べるものがなくなった時、自分に出来ることを考えています。

 

日本に生まれたから関係ない“なんてことはないです。

例えば今日大地震が発生して食べ物が不足したらどうしますか?

地球温暖化が進み食料が思ったように取れずじゃがいも1個が500円になる未来だって考えられますよね?

 

私たちは日々恩恵を受けていますがそれが崩れることもあります。

そういう状況になった時フードバンクの重要性が分かるのではないでしょうか?

「関係ない」で終わらせず、自分たちに出来ること(残さず食べるなど)を積み重ねていってほしいというのがこの記事を書いている私の願いです。

 

また、カナダは移民の方が多いということでも有名です。グローバル化が進む現代では世界中の方が移住をされます。

出身国による差別は減ってきたとはいえ今も外国の方で職を手に入れることができない人が多くいることを知りました。収入がないため食料を十分に手に入れることができません。そういった方たちもよくフードバンクを利用されます。

利用することは決して恥ずかしいことではありません。もし食べ物に困ることがあった時、頼る方法を知らなかったら困るのは自分なのです。

フードバンクに対する知識を持ち、偏見を無くしていきましょう!!

以上になります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪

 

ボランティア証明書の発行はコチラ【ボランティア証明書発行(全NPO対応) | NPO法人JAPANボランティア協会 (javo.or.jp)

出典‥消費者庁https://www.caa.go.jp

消費者の意識に関する調査(過去の調査)

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