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〜花いっぱい大作戦で町に「花やか」な毎日を〜

こんにちは!JAVOメディアライターの鈴木です!

早速ですが、みなさんは、自分が住んでいる街や地域に、どのような思い出がありますか?

幼かった頃、夏休みのラジオ体操や夏祭り、お正月の餅つき大会など、地域の住民と関わる機会がたくさんあったのではないかと思います。

また他にもその地域だけに根付く伝統的な行事や習慣なども体験したことがあるのではないでしょうか。

そんなみなさんが住む地域には、至る所でより良い「まちづくり」に努める団体が活動をしています。

そこで今回は、地域の景観を明るくし、住民間の交流を盛んにしようと活動するボランティア運動に密着します!

この記事を読み終わる頃には、自然とあなたの地域のことを思い出して、心がほっとあたたまるはずです。

ぜひ最後まで読んでいただけると嬉しいです!

https://hitori-hitohana.city.fukuoka.lg.jp/

 

花に囲まれた福岡市

福岡県福岡市では、道端や横断歩道など町のあちこちに花壇や植木鉢が置かれ、季節ごとの美しい花々が一年を通して咲いています。近づいてよく見ると、企業やお店、小学校の名前が書かれたプレートが添えられていることに気づきます。では、これらの花壇は一体どこからやってきて、誰が花を植えているのでしょうか?その気になる取り組みについて、さっそく詳しく見ていきましょう!

 

福岡市一人一花運動

一人一花運動は、福岡市に住む市民、企業、行政一人ひとりが、公園や歩道など、福岡市のあらゆる 場所での花づくりを通じて、人と地域のつながりを芽生えさせ、心を豊かにし、街の魅力や価値を高めていくための運動です。

街全体でこの活動に取り組むことによって、花の街「フラワーシティ福岡」を実現させることを目標にしています。

ではここからは、一人一花運動の活動を見ていきましょう!

 

活動その1.ボランティア花壇

ボランティア花壇とは、福岡市の歩道や公園などの公共空間で、市民や地域、企業などが協力しながら花壇づくりを行う取り組みです。子どもから大人まで誰でも気軽に参加でき、世代を超えた交流や地域とのつながりを深める大切な機会となっています。

わたし自身も小学生の頃にこの活動に参加をしました!

一人一花ボランティアの方々と一緒に学校近くの通りに苗を植えました。日々友人と水をやり、育てていくうちに、段々と自分たちが植えた花が咲き始め、達成感を感じていたことを今でも覚えています。

最近では土や植物に触れる機会も減少している中、この運動は当時小学生だった私にとって、とても貴重な経験になりました!

この経験をきっかけに、自分の住む街への親しみを覚えるようになり、今でも一人一花運動に参加し、地域への貢献活動を積極的に行っています。

 

活動その2.一人一花スプリングフェス

「一人一花スプリングフェス」は、平成23年の春にスタートした福岡市の花と緑のイベントです。博多から天神をつなぐルートやその周辺を中心に、市民と一緒に色とりどりのチューリップを植えて街を彩ります。植栽には、小学校や地域住民、企業、ボランティア団体など100を超える団体が参加しています。イベント期間中は、ルート上に約5万本ものチューリップが咲き誇り、福岡の春の風物詩として多くの人々に親しまれています。

実は私はこの企画にも参加をしたことがあるのですが、

街中が自分たちが植えた花に彩られていく様子に感動し、家族を誘って一緒に街を歩きながら花を見るときが至福の時間だったことを覚えています。

また福岡市に住む様々な人と交流をしながら花を植えるため、新たなコミュニティとの出会いもあり、地域への愛がより一層深まるとても良い機会となりました。

満開の花々に囲まれた福岡市の春を感じに、ぜひ皆さんも足を運んでみてください!

活動その3.一人一花パートナー花壇

お店や会社など、福岡市内の民有地で花づくりを行っている花壇を「一人一花パートナー花壇」として登録し、絆を深めることを目的とした花壇です。

自分で育てている花や花壇の場所が条件を満たしていれば、一人一花オリジナルプレートが配布され、花づくりの様子や花壇の様子を一人一花ホームページにて紹介することができるようになります。

またパートナー花壇になったパートナーには、一人一花運動に関するお役立ち情報が配信されるなど、より身近に運動を続けられる工夫もされています。

育てた花達を多くの人に見てもらえる環境があることで、「私もやってみよう!」と挑戦したくなりますね!

 

活動その4.ガーデニングに関する講座の開催

一人一花運動では、活動の一環として、年間を通じて多彩な講座やコンテストが行われています。福岡市内の動物園や公園などを会場に、最近注目されているコンポスト(生ごみを使った堆肥づくり)について学べる講座や、自分で育てた花を使って作品を制作し、展示・発表するコンテストなどが開催され、花を「育てる」だけでなく「学ぶ」「表現する」楽しさも体験できます。また、季節ごとの植物を観察するプログラムや、ハーブなどの植物の活用法を学ぶワークショップなども用意されており、子どもから大人まで、1年を通して花や植物に親しみながら知識を深めることができる貴重な機会となっています。

また、講座で学ぶだけでなく、自分自身が講師として一人一花運動を広めていくことも可能です!福岡市では、花や緑に関する知識を持ち、アドバイザーや講師として活動する「緑のコーディネーター」の養成講座を2年に1度開催しています。この講座では、運動への具体的な取り組み方や実践的なノウハウを学ぶことができ、地域での花の魅力発信を担う人材を育成しています。

 

「住み続けられるまちづくり」をできることからやってみよう

ここまで、福岡市の一人一花運動についてご紹介してきました。自分たちが住む街に「住み続けられるまち」を目指して花を植え、住民自身がボランティアとなるという循環は、もしかするとこれから更に重要視されてくることかもしれません。

また花を植えるだけでなく、継続的に水をやったり様子を見にいくことで地域住民同士の関わりも増え、つながりが見えるまちづくりが実現しつつあるこのプロジェクトは、今後も目が離せません!

皆さんの住む地域でも、「住み続けられるまちづくり」に取り組んでいる方が多くいるはずです。自分たちが住むまちをより居心地の良い場所にするためにも、できることから少しずつ始めてみませんか?

私自身も一人一花運動を通して、小さなことでも、一人ひとりが積極的に行動することによって、いずれは町全体で広がる大きなものになるということを学び、地域への可能性を感じました。

ぜひ皆さんも自分ができることから、まちに感謝の気持ちを伝えてみませんか?行事に参加することや、挨拶をすることからでも、なんだっていいんです。自分にできることを探して、実践してみましょう!

今回の記事を読んで、「わたしもやってみよう」と思ってくれたら幸いです!

では、また次の記事でお会いしましょう〜!

ボランティア証明書の発行はコチラ【ボランティア証明書発行(全NPO対応) | NPO法人JAPANボランティア協会 (javo.or.jp)

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