児童養護施設でのボランティア
大学では教職課程をとっていました。中学・高校ととてもいい先生に恵まれ、すごく助けていただいたことを覚えています。少しでも世の中に恩返ししたいと考え、教職課程を取りました。
教職をとったあと、将来は児童福祉の業界に身を置きたいと考えたはじめました。それをきっかけに、まずは経験してみようと思い立ち、大学2年生の時に児童養護でのボランティアをすることにしました。渋谷区にある児童養護施設でした。子供の数は10人ぐらいで、先生が何人かいました。保育士さんのような立場です。園長先生とはお会いする機会があまりなかったのですが、保育士さんはみんな優しく、ときには厳しく指導をしていました。同じところにボランティアは私だけでした。
学校の友人がフリースクールの生徒と遊ぶ!というボランティアをしていた事を聞き、私もそうゆうのやってみたい!と思い、ネットで「児童養護施設 ボランティア」で検索し見つけました。
内容は、週に2日、18時ごろに学校から帰ってきたお子さま(主に小学生~中学生くらいまで)に対して、宿題を教えたり、お話をしたり、遊んだり、晩御飯の準備を手伝ったり、、いろんなことをしました。児童養護施設のお姉さん的な役割をするというものです。1年ぐらいはこのボランティアを続けていました。きついことはなく、とても楽しかったのを覚えています。子供達が私のことを覚えてくれて、とてもなついてくれていました。
何らかの事情があり、家族と別居している子供達なので、色々思う所もあるだろうに、お互いを助け合っている姿を見て、皆本当に強いし、感動しました。上の子は下の子に勉強を教えたり、とても面倒見がよかったです。下の子はしっかりと上の子にくっついていっていました。
どんな子も平等に成長・学習の機会を与えられる社会を作っていきたいとより強く感じました。
ボランティアを通してこのような貴重な経験が出来た事に感謝したいです。
大学卒業後は、教員免許を取得できたので、ボランティア証明書も発行した上で、学校に向けて就職活動をしていました。就職活動をする中で、子供だけでなく、大人のキャリアという意味での人生にも興味が湧いてきたので、最終的には人材系の仕事につくこととなりましたが、あのときの経験は強く心に残っています。
いま、新しく児童養護施設でのボランティアをスタートしようと動き始めました。JAVOの活動にも少しずつ貢献していきたいと考えています。
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