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ボランティア団体のご寄稿

夢が世界を変えていく

こんにちは、特定非営利活動法人国際協力NGO風の会の金岡百合子と申します!

記事を書くせっかくの機会をいただいたので、何を書こうかなぁって考えて、現在私たち風の会が取り組んでいるプロジェクト「夢が世界を変えていく」にも関係する「夢」についての話をしようと思いました!

 

このプロジェクトは、カンボジアでの教育支援を通して、子どもたちに教育や勉強についてもっと意義を感じて取り組んでほしいという思い、そして夢は人生において大きな原動力になりえるという思いから始まりました。

 

「夢が人生の強い原動力になりえる」という考えはあくまでも自分の意見ではあるのですが、私は大学生になって、この考えを強く持っています。

 

個人的な話にはなるのですが、私は大学一年生のときに授業の一環で「夢」についてとことん考えなければならない機会がありました。なんとなく、念のため、とりあえず、わりとそれまではそうやって生きてきた、生きてこられた自分にとってこの課題に取り組んでいる間は苦痛でした。

 

ただ、やだやだと言いながらも、課題だからと、夢というものを通して自分の人生や気持ちをきちんと自分で認めて振り返ったときに自分が持つ「原点」のようなものを改めて認識しました。

 

自分にとっての、その原点は小学生自体にさかのぼります。私の小学校では生徒は卒業式で卒業証書をもらった後、その場で観覧席に向かってそれぞれの夢を叫ぶというしきたりがあり、「ケーキ屋さんになる」、「建築家になる」、「立派な公務員になる」、周りのみんなにはたくさん素敵な夢がありました。

 

でも私にはみんなのような夢はありませんでした。ただひとつ、頭に浮かんだことを言おうと思って順番を待って、自分の順番が来て、私が大声で叫んだのは「困っている猫を助ける!」こんな夢でした。そのときは緊張もあり覚えていませんでしたが、後から親に聞くと大声でこの夢を言った私は変わった夢だと保護者の人たちから笑いをかっていたそうです。

 

でも、そんな自分の根本にあるもの、なんの打算も消して、これがしたいっていう自分の心の底の気持ちは、これが自分の原点なんだと大学生になり改めて認識できました。

 

夢は何も職業とか決まったカテゴリーだけじゃない。自分が心の底から何がしたいのか、何に心がざわつくのか、そんなもの、小さな夢だって大きな夢だって、自分だけのための夢だって、他人の為にある夢だって、なんだっていいと。夢は誰にも否定する権利はない。だからこそ、夢は誰もが持つことができる権利だと信じています。

 

私の小学生のときの夢は少し視野が広がって今では「動物、植物、人間が共生できる世界を作ること」になりました。迷ったとき、この夢が選択基準になります。この夢が行動を起こすきっかけをくれ、とる行動も変わりました。

 

だから、自分は夢の可能性を信じています。

 

そんな思いもあり、住む国や場所に関係なく、多くの子どもが夢を持つ機会になるように、夢について少し考えてみてほしいと感じます。

 

このプロジェクトを進めるにあたって、途上国に住み、その日の生活に一生懸命で夢がないという子どもに夢を持てというのは残酷ではないかという考えもでました。でもそれなら、夢を持つことが困難なその状況自体に何かを感じて欲しい。何かを変えたい、自分の手で変えてやる、そんな原動力になるような、そんな夢を持っていて欲しい。

 

夢の押し付けに聞こえるかもしれません。夢が昔からある人はそういえるけどね、という意見も聞こえてくる気がします。ただ、それでも、夢の持つ力は偉大だと思うのです。小さくても、不可能でも、ただただ自分の心のどこかにある夢をみんなでみつけたいと思いました。

 

夢は自分の行動を変える、その行動が周りを変えて、それが世界を変えることだって十分にあり得るのです。

 

こんな思いでみんなでつくっている「夢が世界を変えていく」プロジェクトは、現在日本含め既に6カ国の方々、そして様々な世代の方の参加が実現しています。自分はもうこの時点で奇跡だと思います。協力してくださった参加者の皆さんの夢を聞いて、既にその夢が私の世界を変えてくれたように感じます。

 

夢が自分の人生を変えていくように、そこから世界が変わっていくような、そんな素敵な連鎖が生まれますように!

 

夢が世界を変えていく企画にご興味のある方は,是非こちらをご覧ください.↓

https://afw-kazenokai.com/yumeseka/

 

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