SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」・ボランティア
こんにちは!JAVOメディアライターの樫村です。今回は、SDGs目標13の「気候変動に具体的な対策を」 についてご紹介します。
1.SDGsとは?
SDGsとは、「Sustainble Development Goals」(持続可能な開発目標)の略称であり、2015年9月に国連で開催された持続可能な開発サミットで国連に加盟している193か国によって採択されました。貧困、不平等、格差、気候変動による影響など、世界のさまざまな問題を根本的に解決し、すべての人たちにとってより良い世界をつくるための 17の国際目標が掲げられています。
2.目標13「気候変動に具体的な対策を」とは?
目標13は、「気候変動及びその影響を軽減するための緊急対策を講じる」ことをテーマに掲げており、気候変動やそれに伴う自然災害への対処・対策に、すべての国が一丸となって取り組むことが目指されています。ターゲットは全部で5つあり、各国が自国の戦略や政策に気候変動対策を盛り込むことや、気候変動対策のための教育や人的能力・制度の改善などがあります。
3.地球温暖化とは?
私たちの生活や産業活動により、二酸化炭素やメタンなどの温室効果ガスが排出され続けています。これらの温室効果ガス濃度が上昇することで、気温が高くなることが地球温暖化の仕組みです。
地球温暖化は、農業や漁業に大きな影響を与えます。例えば、小麦や米、トウモロコシといった主要穀物の収穫量が減少したり、果樹などの品質低下などがあげられます。また、ただ気温が高くなるだけでなく、豪雨の発生率が高くなるなど、異常気象も引き起こします。世界においても、ハリケーンによる犠牲者がでたり、北極圏の気温が30℃を超えるなどの異常な気候変動が起きています。これらの気候変動によって家族や友人を失った人、家屋を失い苦しい生活をしている人などが世界中にいます。
4.日本の取り組み
日本では、2021年10月22日に地球温暖化対策計画を5年ぶりに改定し、2030年度 までに 温室効果ガス46%削減を目指すこと、そして50%削減に向けて挑戦し続けることを発表しました。この目標を達成するために、政府は住宅や建築物の省エネ基準への適合義付け拡大や、再生可能エネルギーの促進を積極的に行なっています。
5.ボランティア団体
目標13に関するボランティア団体を 4つ紹介します。
◇緑の募金
緑の羽がシンボルとなっており、人と森が共存できる未来に向けて緑化活動
を行なっています。未来の子供達が健やかに育つよう、緑あふれる社会を
目指しています。
◇FoEJapan
気候変動に対して、持続可能なエネルギー社会に向けた政策宣言、普及活
動を行っています。「全ての生命が共存する平和で持続可能な社会」を目指
しています。
◇公益財団法人世界自然保護基金ジャパン
「地球温暖化を防ぐ」「野生動物•森や海を守る」「持続可能な社会を創る」こ
となど、環境保全と生物多様性を守るために活動しています。人間と自然が
調和して生きることができる未来を築くことを目指しています。
◇コンサベーション・インターナショナル・ジャパン
気候変動や生物多様性、水、海、食料保存などの問題に取り組む国際
NGOです。世界規模で、最先端の科学と掛け合わせた革新的な施策を実
践することで、次世代に豊かな自然を引き継ぐことのできる持続可能な社会
を実現し、地球環境と人間の幸福に貢献することを目指しています。
5.私たちにできること
◎節電を心がける
使わない家電は主電源を切りコンセントを抜く、テレビや照明をつけっぱなしにしないなど消費電力を減らすなどの取り組みがあります。また、消費電力が小さい電化製品に切り替えるなどの取り組みもあります。
◎再生可能エネルギーへ切り替える
再生可能エネルギーとは、自然を利用して生産できる温室効果ガスの排出を抑えたエネルギーのことです。代表的なものとして、「太陽光発電システム」があります。これは、家の屋根などに太陽光発電パネルを設置し、家庭で利用する電力を補い、使わなかった電力は買い取ってもらえるという仕組みです。
◎マイバックを持参する
プラスチックバッグは、燃やすためにたくさんの二酸化炭素を排出します。そのため、ゴミになるプラスチックバッグを利用せず、マイバックを持参し、できるだけゴミが出ないように配慮することが大切です。
◎車の使用を控える
自動車は、二酸化炭素を多く排出します。そのため、移動手段としてバスや電車などの公共交通機関、自転車、電気自動車などを利用するのが良いです。
このようなことでも、多くの人が取り組むことで地球温暖化の抑制や気候変動を防ぐことに繋がっていきます。みなさんも、できることから始めてみましょう!
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