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沖縄県 海の保全活動について!

ウミガメが海を泳いでいる写真

こんにちは! JAVOメディアライターの川崎です。 今回は沖縄の海の保全活動について紹介していきたいと思います。 私は先日、修学旅行で沖縄に行ってきました。 そこで東京などの都市では見られないような綺麗な海を見てとても驚きました。 それと同時に私は海をどのように守っているのか気になり、今回調べてみることにしました。

沖縄の海の保全活動は、豊かな海洋生態系を守るためにさまざまな取り組みが行われています。 沖縄は、世界的に貴重なサンゴ礁や海洋生物が多く生息しており、その保全は地域や国際的な課題となっています。

 

1. サンゴ礁の保護

沖縄の海ではサンゴ礁が重要な役割を果たしています。 例えば小さな海洋生物が天敵から身を守るための隠れ場所となったりなど生物多様性の保持において重要な役割をになっています。 ですが現在沖縄の海のサンゴは海水温の上昇、環境汚染などによって大きな影響を受けています。 このままサンゴが危険な状態であると世界の3分の1のサンゴが絶滅すると言われています。 そんな状況を防ぐため、サンゴ礁の再生プログラムが進められています。 例えば、サンゴの苗を育てて海に植え戻す活動(サンゴの移植や植え付け)や、サンゴ礁のモニタリングを行う団体もあります。 また、サンゴの採集を禁止する規則が沖縄県では作られています。 https://gooddo.jp/magazine/oceans/marine_pollution/6221/

https://www.pref.okinawa.jp/kyoiku/kodomo/1002681/1002683/1002684.html

きれいなサンゴ礁の写真

 

2. 海洋プラスチックごみの削減

海洋プラスチックごみは、沖縄の海洋環境にも深刻な影響を及ぼしています。 例えば、海洋生物がプラスチックを誤って食べると、消化不良を起こし、栄養不足や内臓の損傷を引き起こすことがあります。 小さなプラスチック片(マイクロプラスチック)は、海洋生物の体内に蓄積し、食物連鎖を通じて最終的には人間にも影響を及ぼす可能性があります。 また、プラスチックが海洋に流れ込むと分解されにくいため長期間にわたって海を汚染し続けます。 これにより、海水の質が低下し、特に漁業や観光業に影響を与えることがあります。 この状況に対して、地元の団体や企業はビーチクリーン活動や啓発キャンペーンを行い、プラスチックの使用削減に向けた取り組みを進めています。 また、観光業や地元の住民との協力を通じて、海へのごみの流出を防ぐための努力が続けられています。 日本は一人当たりのプラスチックごみ廃棄量が多い国です。 エコバッグを持ち歩く、ペットボトルを使いすぎないなど私たちにできることもたくさんあります。 その行動が海の保全につながるかもしれません。

 

3. 生物多様性の保護

沖縄の海には多くの固有種や絶滅危惧種が生息しています。 これらの種を守るため、沖縄県やNPO、研究機関は、海洋生物のモニタリングや保護活動を行っています。 特に、ウミガメの保護活動が注目されています。 ウミガメは現在、国際自然保護連合のレッドリストに登録されています。 ウミガメは一度の産卵で100個以上の卵を産みますが、自然の中で1年以上生き続けられるのはほんのわずかです。 そんなウミガメの種類や数が安定しているかを調査したり、巣を保護したりなどの取り組みが行われています。

https://www.wwf.or.jp/activities/basicinfo/3563.html

 

4. 環境教育と啓発活動

地域住民や観光客に対する環境教育も重要な要素です。沖縄の自然を守るために海洋環境についての理解を深めるためのイベントやプログラムが開催されています。学校や地域のワークショップ、ダイビングツアーなどを通じて海の大切さを広める活動が行われています。ダイビングツアーでは珊瑚礁を実際に見たり、ビーチクリーンでは海洋ゴミの影響について学んだり、ビーチクラフトでは再利用方法を学んだりなどの体験が沖縄では行われています。沖縄に行く際はぜひ体験してみてはいかがでしょうか!?

https://education.okinawastory.jp/experience/6591/

 

5. 行政の取り組み

沖縄県や国は、海洋保護区の設定や、海洋保全に関連する法律・政策の整備を進めています。例えば、特定の海域を「海洋公園」として指定し、保護活動や規制を強化する動きがあります。例えば、海に漂着したものは海外からのものが多く繰り返し漂着するため、平成21年には海の漂着物に関する法律が制定されました。

https://www.pref.okinawa.jp/kurashikankyo/kankyo/1004212/1023447.html

 

ルールとして沖縄の海では一般の人も漁業者の人も珊瑚礁やウミガメやその卵を取ってはいけないとされています。そのルールを破ってしまったら最高で罰金200万円又は3年の懲役が課される場合があります。

https://www.city.nago.okinawa.jp/kurashi/2020022500010/file_contents/rule_manner.pdf

ちなみに砂浜に落ちている珊瑚礁を持って帰ることは法律違反になってしまいます。気をつけましょう。

https://lapice.biz/guide/okinawa/38439/

ビーチの写真

 

6.まとめ

沖縄県ではこのように海を保護するためにさまざまな活動がされています。実際に私は沖縄の海を見てとても綺麗で驚きました。沖縄は海を大切にしているというのがとても伝わってくるほどでした。沖縄では先程紹介したように海の大切さを学べると同時に環境問題についても学べるような体験が多く行われています。余談ですが、私は修学旅行でシュノーケルをしてたくさんの魚を近くで見たり、サンゴを見たり、ナマコを触ってみたりなど今までに経験したことのないことを体験できてとてもいい思い出になりました。それと同時にこの海をどのように守っていくかが私たちの課題でもあるなと気付かされました。皆さんも沖縄に行った際はこのような体験をしてみてはどうでしょうか!?きっといい思い出になるはずです!話は変わりますが、海を守ることは私たち人間にしかできません。私たちの行動で海を守ることができると私は思っています。この記事を通して少しでも理解が深まっていたら嬉しいです。最後まで読んでいただきありがとうございます!

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