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ボランティアがつなぐ未来へ JAVOが描く人助けの新しいカタチ

はじめまして。JAVOで営業/マーケティング担当をしております中井です。

今回はJAVOの目指す世界観について、私たちの想いをお伝えしたいと思います。

 

1.日本のボランティアの現状

皆さんは人助けをしたこと、寄付をしたこと、ボランティアをしたことはありますか?当メディア記事を読んでいただいている方は少なくとも、そういったことを考えるきっかけを通ってきた方が多いかもしれません。

では、日本ではボランティアの現状はどうなっているのでしょうか。

イギリスのチャリティー機関が、「この1ヶ月の間に、見知らぬ人、あるいは、助けを必要としている見知らぬ人を助けたか」、「この1ヶ月の間に寄付をしたか」、「この1ヶ月の間にボランティアをしたか」という3つの観点からが世界の125か国以上130万人以上に2009年~2018年にかけて、インタビューを行い、各国の寛容度を調査したという有名な話があります。 (出典:World Giving Index 10th edition)

結果としては、日本は「見知らぬ人、あるいは、助けを必要としている見知らぬ人を助けたか」という観点で118位、「寄付をしたか」では64位、「ボランティアをしたか」では46位という結果で、先進国では人助けの指数が最下位というものでした。

わたしは、親族との死別をきっかけに人助けの世界に興味を持ち大学進学後にNPO法人で活動に参加してみましたが、やっている人の少なさやNPOの厳しい現状を目の当たりにする機会がありました。自分が生きてきた日本が、こんなにも人助けの現実に目を向けないようにしていたことに学生の私はショックを受けたことを覚えております。

「温厚で親切で、思いやりの精神がつよい日本人」

世界から旅行に来た外国人の方が絶賛するほど日本人の人柄は話題に上がることが多いのに、なぜ実態はこのような結果になっているのでしょうか。

ゴミ拾いのボランティアをしている女性二人組がこちらを向いて微笑んでいる画像

 

2.なぜ、先進国なのに日本は人助けの精神が薄いのか

現在の日本は、貧困層と富裕層の経済格差が極端に大きくないこと、身近にそういったケースに出会いにくいこと等、様々なことが人助けの精神を薄めている要因としてあげられるかもしれません。

自分もフィリピンに語学留学に言った際に、ボロボロでやせ細ったストリートチルドレンが、歓楽街の真ん中でビール瓶入れの籠を机にして勉強していた姿には衝撃を受けました。日本ではそういった光景を見ることはあまりありません。

しかし、”人助けなどのボランティア”の「価値が未だ確立されていない≒明確に定義されていない」ところも一つの大きな要因だと我々は考えております。

ボランティアをすることが当たり前じゃない中で、他の人がやっていないことを率先してやることは日本人の国民性的に正直憚られる面も一定あるのではないでしょうか。

 

3.海外でのボランティアの価値

アメリカでは通常1年間に、国民の約5分の1に当たる人口がボランティア活動に従事(日本では1割弱)するといわれており、その経済的価値は、日本と比べ物にならないものになっているといわれております。

アメリカではその背景には歴史や宗教的理由も介在しておりますが、ボランティアの定義が国民の中で明確であることも要因の一つと考えられます。

大学のアプリケーション(願書)の中にボランティアの内容や時間を書く欄があったり、インターンシップや就活のエントリーシートで記載するのが一般的であったり、

”ボランティア”に対する「価値の定義が明確」であることも一つ大きな要因と推測されます。ボランティアのガワを定義するだけだとそのためにボランティアをする人が増えるだけなのではないか、と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし彼らは、有利に進学をキャリアを有利にするためにボランティアをするという意識ではありません。”みんな当たり前にボランティアをする”から、”評価軸に入っていることは当たり前”という考えなのです。みんながしているからする、「今度の日曜ボランティアに集まろう!」そんな会話を自然と小学生ができる環境となっているのです。

こういった考え方やインフラが整備されていることが国民全体の意識の基盤となり、人助けの精神の背中を後押ししている部分は一つ要因として大きいのではないかと考えております。

 

4.JAVOで成し遂げたい未来

JAVOはボランティア証明書というものを発行し、団体や個人がボランティアをしたことを証明できるようなインフラを作ろうとしています。

このボランティア証明書が、より日本で浸透し当たり前となり、

・こども⇒ボランティア証明書を持っていることで何かの体験ができる、誰かにあえる、かっこいい

・学生⇒ボランティア証明書を持っていることで進学に有利になる、奨学金が受けやすくなる、就職で有利になる

・社会人⇒転職で有利になる、補助金や助成金が通りやすくなる

等様々な価値につながる未来を作れれば、より人助けの精神が背中を押されるのではないかと考えております。最初はやらない善よりやる偽善という精神の人たちも多いかもしれませんが、まずは行動に移すことこそが大事です。

そして、それを見た沢山の人たちが人助けに関心を持つきっかけとなり、「みんながやっているから自分もやらなくては」と思う人が増え、ボランティアをすることが誇らしいと思える国にすることができれば、大げさな言い方ですがボランティアという切り口から国全体を変えることができると信じております。

 

5.まとめ

日本は未だ海外のさまざまな国と比べ、人助けやボランティアの価値が高くない部分があります。

ボランティア証明書を通してボランティアの価値を再定義していくことで、人助けをすることが”当たり前”の世界を実現したいと思っております。

人助けを当たり前にできる国、それが良い未来か悪い未来かはわかりません。しかし、いまよりも一歩でもいい未来になるとわたしたちは信じています。

そのために、まだ小さな一歩かもしれませんが日々活動に取り組んでおります。

ボランティア証明書に、私たちの未来に賛同していただける企業様・団体様・ボランティアスタッフの皆様を集めております。

是非私たちと明るい日本の未来のために、一緒に船を進めていただける方が一人でも増えると嬉しいです。

 

最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

ボランティア証明書の発行はコチラ【ボランティア証明書発行(全NPO対応) | NPO法人JAPANボランティア協会 (javo.or.jp)

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