こどもの人権を守るために私たちにできること

こんにちは!JAVOメディアライターの村松です!今回は私が高校一年生の時に興味を持った”polished man campaign “(ポリッシュドマンキャン
ペーン)について紹介します!日本ではあまり知られていないキャンペーンなので人権問題に興味のある方はぜひ読んでいって欲しいです!
1.Polished Man Campaign とは
皆さんは多くの人気男性セレブたちが爪にマニキュアを塗った写真をSNSにアップしている理由を知っていますか?
彼らは決してオシャレのためにマニキュアを塗っているわけではありません。これは毎年10月に行われる「ポリッシュド・マン(Polished Man)」というキャンペーンの一環で、ネイルをすることで児童虐待の防止および児童虐待に関する世間の関心を高めようというオーストラリアの国際非営利団体YGAPという団体が始めた啓もう活動です。マニキュアを塗るというアイデアは、YGAPのCEOであるElliot Costello氏の経験によります。
彼がカンボジアを訪れたとき、8歳の少女に出会った。彼女は父親を亡くし、他の家族や親戚にも引き取ってもらえず、施設に入れられていました。しかしそこで2年間、彼女は施設の職員から身体的、性的な虐待を受けていたのです。彼女はCostello氏と遊ぶなかで、手のひらにいたずら書きをしたりCostello氏のとなりに座り、彼の1本の指に、青いマニキュアを塗ったりしたそうです。Costello氏はそれ以来、彼女のことを忘れないよう、指にマニキュアを塗る活動を続けています。ポリッシュド・マンの米公式サイトに掲載されている情報によると、全世界で18歳以下の子供のうち5人に1人が物理的、性的、精神的な暴力の被害にあっているという。また、性的暴力の場合は加害者の9割が男性で、多くの場合被害にあっている子供と知人関係にあるそうです。
本来、女性がすることが多いネイルを男性がすることで、周囲の注意を引き、会話の中でその経緯について話すことを目的としているポリッシュド・マン。実はすべての指ではなく、上記の「5人のうち1人が虐待にあっている」という統計にかけて、1本の指だけにネイルをするという、深い意味合いがポリッシュド・マン活動には込められています。
2.どうやって参加する?
米ポリッシュド・マン公式(英語のみ)が推奨している参加方法は、
1)公式サイトに登録
2)集めたい寄付金の目標額を設定、
3)ツメの1本にネイルを塗ってSNSにアップして友達への参加を呼び掛ける
4)寄付をする
というステップ。
すべてのステップをやり遂げるのが難しいという人でも、児童虐待の問題やポリッシュド・マンの活動を啓もうするために、ネイルを塗ってSNSに写真をアップしてみてください!プロサーファーのケリー・スレーターや俳優のザック・エフロン、リアム・ヘムズワーズなど、多くの著名人もこの活動に参加しています。
3.女性も参加できる?
子供への性的暴行の約90%は男性によるものであるため、男性主導で活動を広めてほしいという思いから男性への参加を強く呼びかけているが、もちろん女性の参加も可能です。その場合は、「I prefer a #PolishedMan(私は#ポリッシュド・マンを好む)」というコメントと共に1本の指にネイルを塗ったセルフィーを投稿して、周りの男性に活動への参加を呼び掛けて欲しいそう。
男性は、ネイルをしたらその写真をSNSにアップし、友人らを指名。参加者を増やしていくというのがポリッシュド・マンのルールになっています。
女性でもいい。綺麗に塗ることができなくてもいいんです。
思いが大切なんです。お子さんに塗ってもらうのもありですね!(このプロジェクトの始まりも女の子がネイルを塗ってあげたことからですしね!)指1本じゃなくても全部の指もあり!どんな形でもいいんです《児童虐待をなくしたい》その思いでマニキュアを塗ることで救われる命があります。
4.興味を持った理由
私がこの活動に興味を持った理由は、K-POPアイドルです。
ある日ネットニュースにATEEZというグループが『2020 ポリッシュド・マンキャンペーン』の広報大使として抜擢されたという記事が掲載されていました。
デビュー前から「ポリッシュド・マン」キャンペーンを知って参加してきたリーダーのHONGJOONGが、デビュー後に世界中のファンに会ってこのキャンペーンも自然に広がっていきました。これを受け、多くのグローバルファンがキャンペーンに言及し、寄付活動に一緒に参加したという事実を知ることになった「ポリッシュド・マン」キャンペーン側が、ATEEZに公式広報大使を提案したのです。前から人権問題に興味があった私はこの記事を見てポリッシュドマンキャンペーンを知り、子供たちの為に私にも何かできることがないかと思い、このキャンペーンに参加することに決めました。彼らは、文化体育観光部から「2020 海外文化広報大使」として委嘱されて、韓国を世界中に知らせるために活動しており、最近はYEOSANGとMINGIは童話の本オーディオブックに声で才能寄付(技術や技能を無償で提供すること)に参加するなど、意味深い活動を続けています。今ではATEEZだけではなく様々なK-POPアーティストがファンと共にこのキャンペーンに参加しています。
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5.やりたいこと
私はこのキャンペーンを知り参加すると決めてから、学校の先生に自分で許可をとり学校で一本の指だけにネイルを塗る事を続けています。クラスには「なんで一本だけ塗ってるの?」などと聞いてくる子たちがたくさんいます。その度にこれは子供の人権を守る活動なんだという事を説明してこの活動を広めています。ですが、理解はしてくれても活動に参加してくれる子は1人もいません。そのため、私は学校全体でこの活動に参加できたらいいなと思っています!ポリッシュドマンキャンペーンは毎年10月に行われるキャンペーンなので10月の中の1日だけ、全校でポリッシュドマンキャンペーンに参加する「ポリッシュドマンデー」を自分の学校で開催できたらいいなと思い、今年はそれを目標に活動していきたいと考えています。学校全体で参加することでこの活動を広めるキッカケにもなり、高校生がこんなことに興味を持っているということを社会に伝えていくことができます。若者が始めることで広がることもたくさんあるのです!私は学校中にも日本中にもこの活動を広めていきたいです!
6.最後に
日本ではあまりメジャーではないキャンペーンですが、私は日本の皆さんにもポリッシュドマンキャンペーンに参加して欲しいです。世界にはこんなにもたくさんの子供が虐待にあっていて、その被害数は年々増え続ける一方です。そんな世界の現状を変えるためにも沢山の人がこの事実を知り、問題に向き合っていく必要があります。世界中の子供達を守る為に皆さんもこのキャンペーンに参加しませんか?ネイルを塗るだけで救われる子供たちがいるかもしれないのです。より多くの人が人権問題に興味関心を持ってくれる事を望んで、私たちは私たちにできることを積極的にやっていきましょう!今すぐには無理でも、このような活動をずっと続けていけば、児童虐待が減っていく未来が見えてくるはずです。
私はそれを信じて社会に訴え続けようと思います。
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