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SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」とボランティア

JAVO高校生メンバーのHRNとKとMです。今回は、SDGsの目標3である「すべての人に健康と福祉を」についてのボランティアを紹介したいと思います。

SDGsとは?

SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称です。「持続可能な開発目標」という意味を表し、2015年9月25日に国連総会で採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。持続可能な開発のための17の国際目標が掲げられており、その下に169か達成基準と232の指標が決められています。

SDGs が策定される以前から、世界は社会、環境、経済の問題にそれぞれ取り組みを始めていましたが、SDGsはそれらの問題に対する目標を一つにまとめたところが特徴的です。経済発展だけではなく、環境や社会が抱える問題にバランスよく取り組み、根本的な解決によって世界を持続させることをSDGsでは目指しています。またSDGsは、世代を超えたすべての国、すべての地域の人々が、誰一人取り残されることなく、尊重される社会を目指すものとなっています。

目標3「貧困をなくそう」とは

SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」とは、地球上のすべての人が心身ともに健康で、社会的にも満足された、幸福な生活を送るための目標です。保健医療や公衆衛生のサポートを受けられる社会の実現を目指しています。

目標3が掲げられた理由

①子どもの死亡率が高い国や地域がある

WHO(世界保健機関)の報告によると、2020年には5歳未満の子どもが、推定500万人亡くなっています。このうちの80%以上が、サハラ以南のアフリカと南アジアの国の子どもたち。死因としては肺炎や下痢、けがなど、現代医療で救えるものがたくさんあります。

参照:https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/levels-and-trends-in-child-under-5-mortality-in-2020

②予防・治療のできる感染症に苦しむ人たちがいる

「三大感染症」と呼ばれるエイズと結核、マラリアは、予防と治療ができる病気です。そのため日本のような先進国では、今ではあまり深刻視されていません。一方で世界ではこれらの感染症により、いまだに年間250万人以上が亡くなっています。また新型コロナウイルスの流行は、日本の医療現場にも大きな影響を及ぼしています。病床と医療従事者の不足による事実上の医療崩壊は、医療へのアクセスを困難にしました。

参照:https://www.nature.com/articles/s41564-020-0768-z.pdf

③世界中の人が非感染症疾患(NCDs)で亡くなっている

NCDsとは、感染症以外のすべての疾患の総称です。具体的にはがんや糖尿病、循環器や呼吸器疾患などで、食生活や運動習慣、喫煙などが原因となります。NCDsは世界の死因の74%を占め、そのうちの77%が低中所得国における死亡者です。しかし先進国である日本でも、2020年時点で死因の82%がNCDsだと分かっています。また日本では、若年層(15~34歳)の死因トップが自殺です。これはG7(主要7カ国)の中で日本だけに見られる特徴であり、国際的に見ても深刻な問題です。

参照:https://www.who.int/news-room/fact-sheets/detail/noncommunicable-diseases https://apps.who.int/iris/rest/bitstreams/1267930/retrieve
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/suii09/deth8.html

目標3に関連するボランティア活動

  1. キッズドア
    子どもをめぐる社会課題に取り組む団体です。2007年に活動を開始し、すべての子どもが夢や希望を持てる社会を目指すために無料学習塾の運営や居場所支援などを実施しています。
  2. ユニセフ
    そこで共同設立者などと共にキャンペーンや定期的な予防接種プログラムを通して2000年から2017年までに約7億人のこどもへの予防接種を支援しています。これにより、はしかやポリオ(小児麻痺)などたくさんの予防できる病気を防ぎ、命が守られています。また、この様な支援により需要が増加することで市場の競争性が高まり、ワクチンの価格を下げることにもつながります。
  3. ワールド・ビジョン
    ワールド・ビジョンではさまざまな募金活動を行い、発展途上国で困っている子どもたちの支援をしています。持続的な成果が出るような支援活動を展開しています。具体的には、安全な水が飲めるように井戸や貯水タンクを設置、教育環境の整備、家族収入を増やすための訓練や教育などを行います。一時的な支援としてお金を渡すのではなく、必要なインフラを整える事で生活環境の改善を通して持続的な支援を行っています。

 

最後に

SDGsと聞くと堅苦しいと感じもしますが、手軽にできる小さな取り組みも沢山あります。日々の手洗い、うがい、消毒をして少しでも衛生面を保ちましょう!ユニセフの募金をすることでも困っている人の役に立ちます!

そして、今の時代インターネットを使用しボランティア募集の掲示板、インスタグラム、Twitterなどでもボランティアの募集をしている人はいます。そのため、皆さんもボランティアに参加してボランティアに対して少しでも手を伸ばしてくれたらと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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