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ボランティアインタビュー

NPO法人もったいないジャパンの理事長大森裕貴さんへのインタビュー

寄付された食料の写真

こんにちは! JAVOで学生ボランティアとして活動している浦野です。

今回は、NPO法人もったいないジャパンの理事長大森裕貴さんに、お話を伺いました。食べられるのに廃棄されてしまう食品やまだ使える日用品を集めて、国内外の福祉団体などに寄贈する活動をされています。

HP:https://mottainai-japan.com/

では、インタビュー内容をご覧ください!

寄付の受付をしている写真

 

私達は「もったいない精神」のもと、企業や個人の不必要なもの、まだ食べられるのに廃棄されているような食べ物を集めています。衣服や家電、食料品など集めているものは様々です。そして、それを必要としている国内外の福祉団体等に寄付しています。

寄付先に関しては、国内の団体では神奈川県茅ケ崎市の団体が中心になっています。一方、国外の団体では海外に行かれているNPO法人のJUNKO Association(https://www.junko-association.org/)へ物資を提供して、品物を海外に持って行ってもらっています。また、インドのサッカーチームであるFC Nono(https://www.fcnono.com/)へはサッカー用品を、エチオピアで活動をしているNPOであるE-Vision・Japan(e-vision.or.jp)には、三角定規などの文房具類を提供しています。

具体的な活動としては、メール対応や外部団体とのやり取りがあります。メールでは、「○○が欲しい」という依頼や「寄付ができますか?」というお問い合わせをいただいています。荷物の仕分けなどは、関連のある企業から来てくれているスタッフが行っています。

 

  • 始めたきっかけ

初代の代表が亡くなってしまったことで、私が後を引き継いで理事長に就任しました。

初代の代表はもともと、書籍の回収や寄付を行うNPO法人セカンドブックアーチ(https://www.npo-sba.com/)の代表を務めていました。その活動の中で、日用品や食料品は扱っていないのかと訊かれたそうです。それをきっかけに、「もったいない」ものを寄付できる仕組みを作ろうという形でNPO法人もったいないジャパンを設立しました。

 

  • 寄付品について

子ども食堂の数が茅ヶ崎市でも非常に多くなっており、食料品の需要は増えている一方で、食料品やお菓子の支援に関しては昨年度と同様なため、供給が圧倒的に足りていないため、できたら食料品および飲料は余っている家庭や企業などがありましたら寄付をしていただきたいです。

一方で日用品や生理用品、文房具類は寄付品としては需要が高いです。ちなみに、海外への寄付では、文房具類や生理用品などが非常に好まれているそうです。

寄付品については、注意事項をホームページに掲載しています。それでも、期限切れの食品や汚れているぬいぐるみが送られてくることがあります。そうしたものを減らすために、やり方は模索していきたいと思っています。

ちなみに、寄付できないものは、もったいないジャパンで費用を出して廃棄しています。これが負担の一部になっているのが、現状です。

 

  • やりがい

わんにゃんマルシェ(https://wannyan-marche.net/)などのバザーへ定期的に出店して、もったいないジャパンに集まったものを販売し、その収益を次の寄付にあてる活動もしています。

 

普段であれば寄付先は、NPOや団体に所属をしておりますメンバーにしか物資を届けることができないと、もったいないジャパンが定めてしまったのですが、バザーでは個人のお客さんへ直接販売することができます。(https://mottainai-japan.com/activity-report/post-20241118/

個人でも欲しい人がいることが分かりますし、「今年も楽しみにしていました」という言葉をもらうこともあって嬉しいです。直接顔を見られることで、やる気やモチベーションも上がります。

ちなみに、わんにゃんマルシェには2024年も参加をしてきました。

 

  • 今後の展望

もう一度海外へ出向いて、フィリピンやベトナムやミャンマーなど東南アジアを中心に新しい海外の寄付先を開拓したいと思っています。来年以降は、そこにも注力していきたいです。

前代表のときはコロナウイルス拡大前だったこともあり、何度か海外へ行っていました。私が代表になった後もその取り組みを継続していくために、コロナウイルスも落ち着いてきた今、もう一度行きたいと思います。

海外の子ども達の写真

 

  • 伝えたいこと

もったいないジャパンの理事長としては、「世の中にある、もったいないものを失くしていきたい」との思いで活動をしています。

 

そのため、「もったいない“もの”を失くしていかなければならない」と人々の意識が代わり、強いては、もったいないジャパン自体が必要なくなっていくことを願っています。

 

自らの生活を振り返ると「これは購入する必要がなかったな」と感じるものが少なくても一つはあると思います。そういった無駄なものをなるべく購入しない等の努力を一人一人が意識をしていければというふうに思っています。

 

 

  • おわりに

インタビューは以上となります。

大森さん、インタビューへのご協力ありがとうございました!

 

自分の生活の中でもったいないことをしていないか、見直すきっかけになりました。寄付する際は注意事項にも配慮して、寄付する人も集める人も寄付される人も、全員が気持ちよくできるようにしていきたいですね。ぜひ、自分のもったいないを失くせるように意識してみてください!

 

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