世界の環境問題と各国における取り組みの違い!

JAVOメディアライターの池尻です!今回は世界の環境問題について見ていきたいと思います。私も日本以外の国の環境への取り組みをあまり知らなかったため、今回の記事で紹介しようと思います!今回はアジア圏を中心に調べてみました!
1.アジアの環境
アジアでは気候変動と大気汚染が特に問題になっています。理由の一つとしては、経済成長が著しく石炭や石油などの化石燃料をエネルギー源とした工業化が進み、二酸化炭素や大気汚染物質の排出が問題となっています。特に中国やインドでは大気汚染による健康被害が問題となっています。日本では近年、アジア圏で排出された大気汚染物質が風に乗って九州や西日本に飛来してきて、大気汚染物資の濃度が高くなっていることが問題となっています。
2.各国の取り組み
韓国
韓国ではミセモンジと言われる、いわゆるPM2.5や微細ほこりと呼ばれるものが問題となっています。ミセモンジの原因のほとんどが燃料燃焼であり、床暖房や車から出る排出物質であると言われています。また、首都圏のミセモンジの30%以上が自動車から排出されるものだそうです。取り組みとしては、2003年から車両5部制という取り組みを始めましたが、2012年から参加率が減り、政府はこの政策を廃止しました。車両5部制の代わりとして新たに始まったのは乗用車マイレージ制度です。簡単に説明すると1年の走行距離が少ない人にインセンティブを与えるというものです。しかし、この制度はあまり知られておらず参加している人は少ないみたいです。
シンガポール
シンガポールでは2020年より自然の中の都市をビジョンにあげており、都市の緑化を推進しています。シンガポールの街の木々はお手入れ状況や木の状態などが全てデータ化されているみたいです。新たな目標として、2030年までに建築物の80%を環境に配慮したグリーンビルディングにすることを目指しています。また、シンガポールグリーンプラン2030という運動を推進しています。シンガポールが気候変動に対して取り組んでいる取り組みの一つは、地域冷房という冷却設備を地区ごとに一つの場所に集中させ、そこから複数の施設に送り出すという取り組みです。地域冷房の効果はエネルギーの効率化やスペースの削減になります。さらに、シンガポールの取り組みの一環として、低炭素社会を目指すために公共交通機関の強化や、電動車の普及促進も行われています。特に、公共交通は非常に発展しており、バスや地下鉄の利用が推奨されることで、車の利用を減らすことが狙いです。シンガポールの「シンガポールグリーンプラン2030」は、これらの政策を統合して、環境保護と経済発展を両立させることを目指しています。このプランは、持続可能な都市づくりのモデルケースとして、世界中の他の都市にも影響を与えることが期待されています。
日本
日本では地球温暖化が一番問題であるように感じます。地球温暖化の主な原因は二酸化炭素です。日本では工場や会社や学校から二酸化炭素が排出されています。産業革命が始まった頃は約280ppmだった二酸化炭素濃度は2021年には415.7ppmに達しています。日本の取り組みとしては、地球温暖化対策計画が実施されており、また、デコ活という脱炭素に繋がる取り組みをしています。デコ活というのは脱炭素につながる暮らしを作る国民運動です。デコ活のアクションは断熱住宅や食べ残しゼロなどのアクションがあります。デコ活のもう一つの重要な側面は、地域社会との連携です。地域ごとにエネルギー効率の高い生活様式を広めたり、学校や企業と協力して脱炭素の意識を高めることが求められています。このように、個人の努力だけでなく、コミュニティ全体で温暖化対策に取り組むことが、今後ますます重要になってきます。
3.私の思うこと
自分一人で取り組んだところで何も変わらないという考えを持つ方が多いと思いますが、一人一人が取り組むことが積み重なっていくと環境へ貢献されると思います。私が行っている取り組みは、ラベルレスのペットボトルを買ったり、夏場はエアコンの使用を控えるためにドアを開けて他の部屋へ冷風を送るなどといった取り組みを少しですが行っています。国や自治体だけでなく、個人での取り組みが大事であると考えます。皆さんもぜひ簡単にできることから始めてみてください!
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