【就活】公務員試験に向けて、ボランティア活動に参加しよう!
こんにちは!JAVOメディアライターの鯉沼です。これを見てくれている皆さんの中には、公務員試験に向けて何をしたらいいか、迷っている人もいると思います。
一般の会社員とは違い成果報酬が発生しない公務員については、求められる人材が多少異なるということは、言うまでもないと思います。そういった点が、公務員試験対策における難しいポイントなのかもしれません。
そこで今回は、21卒で就職しその後転職を行ったため二度の就活経験があり、かつボランティアを趣味としている私が、公務員試験におけるボランティアについてご紹介します!※1
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目次
1.公務員試験において、ボランティアは有利になる?
結論から言うと、公務員試験においてボランティア経験はかなり強力な武器となります。
というのも、前述の通り公務員は成果主義ではありません。例え精一杯仕事をして成果を出してもほとんど成果を出さなくても、給料に変化はありません。
さらに、国や地方自治体は公務員をそう簡単に解雇することはできません。
なので、そういった環境で国や自治体の役に立つ人材を集めるため人のために働ける人材を求めています。
よって、ボランティア経験をアピールすることが重要になります。無償で行うボランティアの話をすることで、国や自治体は以下のように捉えてくれるはずです。
「国や地域に貢献してくれる人材だ!」
「公務員の適性がある!」
さらに、ボランティアを使って面接官の興味を引くこともできます。というのも、国家公務員・地方公務員どちらにおいても、人事部に所属している人は年配が多数である傾向です。
ボランティアが盛んでなかった時代に働いてきた人々は、「ボランティア」というワードとその活動内容に興味を持ってくれます。他ガクチカの例として挙げられる学業やアルバイトに比べて、強い武器となるでしょう。
2.公務員志望者におすすめするボランティア
では、公務員試験に向けてボランティアに参加してみましょう。以下2点を意識してボランティアに参加することをおすすめします。
・人と接することができる
・人を助けることができる
「人と接することができる」ついては児童保育や不登校児のサポート、自治体や公益財団法人が開催しているプロジェクト型ボランティアへの参加、スポーツボランティア※2などが挙げられます。
「人を助けることができる」については老人ホームにおける介護のサポートやスポーツボランティアにおける救護担当、災害ボランティア※3などが挙げられます。
どちらについても、初対面かつ年の離れた人と接する機会が多くあります。活動を進めていく際には関わっていく個人個人を大切にし、協調しなければなりません。
そういった環境下で行う活動を通して、自分の責務を気にしつつ他者の立場に立って物事を考えられるようになります。さらに、コミュニケーション力もつけることができます。
これらのメリットはもちろん面接に役立つのですが、公務員として働くうえでも役立つ可能性が高いです。将来的なキャリアやなりたい人物像を意識して、自身に合ったボランティアに参加しましょう。
3.ボランティアは必須なのか
ここまで公務員試験におけるボランティアについてご紹介してきましたが、そもそもボランティアを行っていない人もいるかもしれません。ただ、ボランティアは必須ではありません。
アルバイトやサークル活動、学業など他のガクチカを応用すれば、十分受かることができます。
そもそも、いくらボランティアを行っていようと、面接対策が十分にできていなければ受かることはできません。私は以前ボランティアを面接でアピールする方法を記事にまとめているので、良かったら参考にしてみてください。
就活で差がつく!ボランティア活動を活用する効果的な方法 | NPO法人JAPANボランティア協会
4.面接カード作成時の注意点
この時点でボランティアを公務員試験に役立てたいと思っている人は、試しに面接カードを作成してみましょう。まず初めに、国家公務員と地方公務員の記載項目について触れておきます。
<国家公務員>
・社会的活動や学生生活においての項目
・志望動機
<地方公務員>
・自己PR
・長所・短所
・志望動機
面接カードを書く際には、以下2点に注意しましょう。
・ボランティアの内容を簡潔に記載する
・強みと絡めて記載する
ここで1つ補足させていただくと、公務員にもプレゼン能力は問われます。というのも、公務員として働くようになると政策の内容や法律について一般の人々へ説明する機会が出てきます。
ここで分かりやすい説明をできなければ、国や自治体の信用を損なうことに繋がってしまいます。「簡潔に記載」した上で「強みと絡める」ことで、自身の強みとプレゼン力を存分にアピールしましょう。
5.ボランティア活動を行う際の注意点
ここまで読んできた人の中には、ボランティアに参加して公務員試験に役立てようと考え始めている人もいるのではないでしょうか?そんな人のために、ボランティアに参加する際の注意点をまとめてみました。
・保険に入っておく
言うまでもないかもしれませんが、基本ボランティア活動は仕事に比べて負荷や危険は少なく、安易に参加することができます。ただ、全く危険が無いわけではありません。
例えば災害ボランティアでは、被災した家屋の撤去をサポートする際に釘を踏んでしまうリスクや、倒れてきた木材につぶされてしまうリスクがあります。
さらに、スポーツボランティアであれば真夏に参加すると熱中症になってしまうリスクがありますし、環境ボランティア※4であれば危険な動物や毒のある虫の被害に遭うリスクがあります。
そういったリスクに備えて、ボランティアに参加する際は保険に入ることをおすすめします。運営団体が用意してくれることがほとんどですが、念のため確認を行い、もし運営団体の用意が無かった場合は自身で加入しましょう。
・十分な安全対策を取る
前述の通りまず保険に入っておくことをおすすめしますが、「保険に入っているから平気」という考え方は良くないです。安全対策は取るに越したことはありません。
例えば災害ボランティアであれば、釘を踏んでしまっても大事に至らないよう安全靴を履いたり、木材が倒れてきても致命傷にならないようヘルメットをかぶるなどの対策を取れます。
さらに、真夏にボランティア活動を行うのであれば熱中症にならないよう水を普段より多く持参するなどの対策が取れますし、環境ボランティア※4であれば虫刺されに備えて虫よけスプレーを入念につけておくなどの対策が取れます。
・スタッフの一員としての自覚を持つ
ボランティアといえども、一般の人はひとえにスタッフとして捉えます。よって活動中一般の人から、指示された業務内容以上の内容に関する質問を受けることがあります。
そういった場合にも、「ボランティアだから」といって対応をなおざりにしてはいけません。わからない点は運営団体に確認するなど、紳士な対応を心がけましょう。
自分の行動一つ一つが運営団体の評判に繋がるということを覚えておきましょう。
・「ボランティア」という立場を忘れない
ボランティア活動を行っているうちに、身が入りすぎてしまい指示された以上の業務に手を出したくなってしまう可能性があります。さらに、運営団体の指示に納得がいかず、抗議したくなってしまうこともあるかもしれません。
ただ、あくまで「ボランティア」。前述の通りスタッフの一員ではありますが、賃金をいただいていない立場では責任範囲にも限りがあります。
もし指示された以上の業務を行い事故にでもなってしまえば、一般の人々は「運営団体の管理が整っていない」と判断するかもしれませんし、それは運営団体の社会的な評価を下げることにも繋がります。さらに、運営団体の指示に納得いかないこともあるかもしれませんがその裏側には様々な事情があるのかもしれません。
面倒かもしれませんが、やってみたい業務があったら都度確認しましょう。そして、運営団体の立場や状況を考えて紳士な対応を心がけるようにしましょう。
・ボランティア証明書をもらう
ボランティア活動を行うと、たいていボランティア証明書をもらうことができます。このボランティア証明書は高校受験や大学受験、就活、企業のアピールなど、多くのシーンで有効に効果を発揮します。
ボランティア証明書を面接カードと一緒に提出することで、カードに記載されている活動内容の信憑性を深められます。証明書は必ずもらっておきましょう。
なお、私たちJAVOはボランティア証明書の第三者発行機関として活動しています。私たちに発行依頼をご提出いただくと、社会的に信頼のある証明書を発行することができます。ぜひ、活用してみてください。
ちなみに、私は以前の記事で比較的信頼できるボランティアプラットフォームを紹介しています。ボランティアへの参加を考え始めた人は、ぜひ参考にしてみてください!
「一回だけ、、、」のボランティア活動は就活に役立つ? | NPO法人JAPANボランティア協会
6.まとめ
いかがだったでしょうか?前述の通りボランティアは決して必須ではありませんが、公務員試験においては強い武器とすることができます。
そもそも公務員を志望している人であれば、ボランティアは就活目的でなくとも趣味として楽しめる可能性が高いです。活動を楽しめていれば、面接時にも気持ちを込めて伝えることができます。
まずは一度ボランティアに参加してみて、純粋に活動を楽しむことから始めてみましょう!
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※1:誤解させてしまっておりましたら大変申し訳ございませんが、記事を担当している本人に公務員の経験はございません。よって、記載されている内容と実際の試験における状況が異なる可能性もございます。何卒ご理解を頂いた上で、記事をお読み頂きたく存じます。
※2:以降、スポーツ大会における事前エントリー受付や大会当日の運営サポートを指します。※5
※3:以降、炊き出しの手伝いや被災した建築物の撤去等、被災地の復興サポート全般を指します。※5
※4:以降、ビーチクリーンや森林における植林活動といった、環境保護活動全般を指します。※5
※5:あくまで本記事における定義であり、別の記事では適用されない可能性もございます。何卒ご理解願います。
<参考>
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