就活で差がつく!ボランティア活動を活用する効果的な方法
こんにちは。JAVOメディアライターの鯉沼です。
学生の皆さんの中には、「就活に向けて何に励んだら良いのだろう、、、」と迷っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。資格取得やサークル活動、学生インターンなど、選択肢は様々かと思います。ここでは、就活における「ボランティア活動」についてご紹介いたします。
1.就活における、ボランティア活動と企業の求めるポイント
昨今の統計においては、ボランティア活動を就活に活かしている学生は少数です。これは捉え方によっては、「他と差をつけやすい」ということ。よって、ボランティア活動について企業に伝えることで、企業の印象に残りやすい人材となれるのかもしれません。
では、企業はどのような部分でボランティア活動を評価してくれるのでしょうか。以下3つのポイントに沿って、ご紹介いたします。
・人柄
・主体性
・社交性
<人柄>
ボランティアに参加する姿勢から、企業はあなたがどのような人柄であるかを判断すると言います。というのも、一重に「ボランティア」と言っても、「使命感」や「周囲への思いやり」など参加する理由は様々かと思います。自発的な慈善活動に「なぜ参加しているのか」。それは、企業にとっては重要なポイントなのかもしれません。
<主体性>
さらに、ボランティアは自発的に参加する活動であり、主体性も評価されると言います。一社会人の私としても、「仕事においてはただ言われたことに従うだけの人材より、自分で考えて行動できる人材の方が評価される」という印象を持っております。どういった点で主体的に行動できたか、まとめておくことをおすすめします。
<社交性>
社交性も、評価されるポイントと言います。私は3年以上働いてきましたが、一人で完結する仕事はほとんどありませんでした。どんな仕事であれ上司のレビューが入るのはもちろん、大規模なプロジェクトとなると様々な人との関りが生じます。老若男女誰でも参加できることの多いボランティア活動で培った社交性は、強いアピールポイントになるのではないでしょうか。
2.就活における、ボランティア活動の活かし方
次は、前述した企業の評価点を満たせるようなボランティア活動の伝え方を、以下5つのポイントに沿ってご紹介いたします。こちらは、就活経験者として僭越ながら、アドバイスするような形を取らせていただきます。
- 内容を簡潔に伝える
- 参加した理由を伝える
- エピソードを伝える
- 得たものを伝える
- (得たものを)どう活かすか伝える
<①内容を簡潔に伝える>
まず、「どのようなボランティアをしたか」伝えましょう。結論から述べることで、その後のボランティア活動に関するエピソードをわかりやすく伝えるためです。簡潔に、「私は海岸清掃のボランティアに参加しました」のような形で結構です。
<②参加した理由を伝える>
次に、「ボランティアに参加した理由」を伝えましょう。ここは、前述した「人柄」や「主体性」をアピールするチャンスです。目的意識を持ったきっかけなど、ボランティアに参加した姿勢を伝えることで、他の就活生との差別化を図りましょう。
<③エピソードを伝える>
次に、「ボランティアのエピソード」を伝えます。オリジナリティを出すチャンスとなるため、詳細に伝えましょう。また、どのように行動し、活躍したかイメージを持ってもらうことも狙いましょう。ここでの注意点としては、具体的なエピソードを用意していないと嘘をついていると疑われてしまう可能性があります。
<④得たものを伝える>
そして、「ボランティア経験を通して得たもの」です。「参加した」だけではなく、「それで何を得たか」を伝えることで、企業を喜ばせましょう。私であったら、ボランティア活動を通して得た「老若男女問わず、コミュニケーションできる能力」について伝えます。
<⑤(得たものを)どう活かすか伝える>
最後は、「得たものをどう活かすか」。今までの内容を参考に、「仕事における価値」を伝えます。「どの業務で」と「どのように活かせるか」、それらの点を意識してみましょう。私が前述した「得たもの」を活かすとすれば、「ボランティア経験で培ったコミュニケーション能力を活かして、老若男女様々なメンバーが在籍するプロジェクトに動員されたとしても、潤滑油として貢献してみせます」と伝えます。ここでは、企業の求める人物像を把握しておくことが、内定獲得の重要なポイントとなります。
3.学生におすすめ! ボランティア活動
少々上からの物言いになってしまったかもしれませんが、就活におけるボランティアの活かし方が分かったのではないでしょうか。次は実際にボランティア活動に参加してみましょう。以下5種類のボランティアを、それぞれご紹介いたします。
・災害ボランティア
・子どもに関連するボランティア
・海外ボランティア
・環境ボランティア
・介護ボランティア
<災害ボランティア>
災害ボランティアは、大学生に一番人気のボランティアであると言います。私はまだ経験したことがございませんが、実際に被災された方と対面することで被災の現実を知ることができる点が、人気の理由なのかもしれません。活動内容としては、救援物資の確保・輸送、炊き出しなどの救援、がれきの撤去、家屋の片付け・清掃補助、仮設住宅への引越補助等があると言います。
<子どもに関するボランティア>
子供がお好きな方は、児童保育や幼稚園のレクリエーションのお手伝いなどはいかがでしょうか。子ども達と楽しく遊べる点や、親御様から感謝の言葉をいただける点など、多くの魅力があります。他にも、育児相談やいじめ電話相談なども、子どもに関わるボランティアと言えるでしょう。
<海外ボランティア>
海外旅行がお好きな方、国際交流にご興味がある方には、海外ボランティアをおすすめします。孤児院における日本語教育、貧困地域における育児支援、チャリティショップ経営のお手伝いなど、様々な海外ボランティアがございます。あなたの語学力を活かす、うってつけのチャンスなのではないでしょうか。
<環境ボランティア>
自然や環境がお好きな方には、道路・公園などの清掃やビーチクリーン活動、森林の間伐、野鳥の観察・保護のボランティアなどの環境ボランティアをおすすめします。自然豊かな場所で行うボランティア活動は、日ごろの鬱憤を晴らしてくれるかもしれません。私自身、しばしばビーチクリーンでストレス解消を行っております(笑)。
<介護ボランティア>
ご高齢な方とのコミュニケーションを得意とする方は、介護ボランティアなどいかがでしょうか。特に将来、介護業界に進みたい方には、活動が強いアピールポイントとなり得るでしょう。私はまだ経験したことがございませんが、普段は聞けない人生経験豊富な入居者の方々から頂くお話は、自身の視野を広げることに繋がるのかもしれません。活動内容としては、高齢者と若者との交流の場づくりやレクリエーション、散歩相手等があると言います。
4.最後に
いかがだったでしょうか。もちろん、自身の好きな専門分野を究めて資格を取得することやサークル活動で仲間との絆やチームワークを高めること、学生インターンで社会勉強を行うことも、十分価値のある活動だと思います。ただ、さらにボランティア活動を行うことで、よりあなたの未来は輝かしいものになるのかもしれません。初めは、「アルバイトで103万の壁を超えそうだから、、、」などの理由でも十分だと思います。まず一度、ボランティア活動に足を踏み入れてみては、いかがでしょうか。
ボランティア証明書の発行はコチラ【ボランティア証明書発行(全NPO対応) | NPO法人JAPANボランティア協会 (javo.or.jp)】
<参考>
・全国学生1万人アンケート~ボランティアに関する意識調査2023~ | 日本財団ボランティアセンター
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