こんにちは！JAVOメディアライターの池尻です。今回が初めて書く記事です！いきなりですが、皆さんは海洋プラスチックやマイクロプラスチックという言葉を聞いたことはありますか？耳にしたこともある人もたくさんいるかと思います。これらが身近にある感じはしないですよね？でも、実は身近にあります！ということで、今回は海ごみ問題についてお話ししたいと思います。

1.海ごみって何？

海ごみにも種類はたくさんありますが、特に大きな割合を占めているのは海洋プラスチックやマイクロプラスチックです。これらのほとんどが陸地から出ています。マイクロプラスチックとは、プラスチックの劣化や海に流されていくうちに小さくなった５mm以下のものを指します。海洋プラスチックの元を辿っていくと、私たちがよく使うペットボトルやレジ袋などに辿り着きます。これら以外にも、釣り糸や漁をする時に使う網も海洋プラスチックに含まれます。ペットボトルやレジ袋のように身近なものが海ごみになってしまいます。また、プラスチックは完全に分解されないので、世界的な問題にもなっています。

2.海ごみが及ぼす影響

世界経済フォーラム年次総会によると、海ごみは年間約800万トンも流出していると言われています。海ごみによって、海に生息するウミガメや魚に様々な影響を及ぼしています。

海流によって流されてきたレジ袋をエサと勘違いして食べてしまったり、漁のあみが体に絡まって砂浜に打ち付けられるというニュースを見た方もいるかもしれません。マイクロプラスチックをエサと一緒に飲み込んだ魚を人間は食べているので、人間にも悪影響を及ぼします。また、世界経済フォーラムの報告書によると2050年には海洋プラスチックが魚の量を上回るとされています。

3.海ごみ削減への取り組み

海ごみ削減は個人でもすることが可能です。例えば、ペットボトルを買わずにマイボトルを持参したり、今では当たり前ですがレジ袋ではなくマイバッグを使ったりすることで、少しでも貢献することができます。企業の取り組みとしてはラベルレスのペットボトルを作ったり、ストローをプラスチックに変えたりするような取り組みをしています。実際に私もペットボトルを買うのならばラベルレスを買うようにしています。また、カフェなどに行くと紙ストローを提供しているお店がほとんどのように感じます。個人単位でも取り組むことで、それが積み重なれば、少しでも削減への貢献ができるかと思います。

4.海ごみ拾いボランティア

私は学校で環境活動を2年ほどやっていました。1年目の時のテーマは海洋プラスチックでした。そこで海洋プラスチックや海ごみについて様々なことを学びました。実際に海に行き、ゴミ拾いボランティアも経験しました。少しの時間ではあったのですが、こんな短い時間でこんなにもプラスチックや海ごみが取れるんだと驚いたことを覚えています。実際に拾ったゴミを見てみると、小さなプラスチックだけでなく、釣り糸やペットボトルのキャップなどがありました。海ごみは自分からは遠い問題だと思っていましたが、実際に自分の目で見ることで、身近に感じられました。その後学校の企画で、海ごみボランティアで拾ったプラスチックを使ったイベントも行いました。皆さんもぜひ海ごみ拾いボランティアをやってみてください！

5.終わり

この記事で触れたように、思っているよりも海ごみやマイクロプラスチックは身近にあります。積極的にペットボトルの使用を控えてマイボトルを使用したりすることで、少しでも海ごみ削減に貢献することができます。実際に海ごみボランティアを経験して、ペットボトルのラベルやキャップ、プラスチックの容器などが海から打ち付けられているのを見てからは海ごみ削減への思いが強くなりました。マイクロプラスチックを食べた魚を食べる私たち人間にとって海ごみ問題はすごく身近であり、また大きな問題でもあると思います。さらに、海洋生物の生態系にも深刻な影響を与えています。そのため私たち一人ひとりが意識を高め、行動を起こすことが、未来の環境を守るための大切な第一歩となるのではないでしょうか。

参考文献

今さら聞けない海洋ごみ問題。私たちにできること| 日本財団ジャーナル

海洋プラスチック問題に取り組もう！きれいな海と生態系を守る！「プラスチック・スマート」キャンペーン | 政府広報オンライン

今、知っておきたい海洋ごみの実情 海と日本PROJECT【日本財団】

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