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森林火災、救護、野生生物の保護

はじめまして、高校生記者のレオと申します。僕が忘れられないのが、2019年8月頃に起きたオーストラリアの大きな山火事です。
当時、僕は中学1年でちょうど同じ中学の3年生たちがオーストラリアのホームステイから帰って来てから数週間後に火事が起きました。
2020年1月11日の時点で10万平方キロメートル以上が焼失されたと報道されており、日本で一番大きい都道府県である北海道が約8万3千平方キロメートルなので北海道より広い範囲が焼けたことになります。さらに同年に起こったアマゾン森林火災の焼失規模が9千平方キロメートルだったことに比べると、その規模の大きさがわかると思います。
その他に30名近くの死者が出たりさまざまな建物が焼けてしまいました。この火事で焼失されたエリアには、ブルーマウンテン国立公園やゴンドワナ国立公園といった貴重な生態系を有する国立公園が燃えてしまいました。火災自体は自然現象として毎年数回起きていたのですが、今回は火災が少ない東部が燃えていたため、今回の火事は異常とされていたようです。それによってシドニーやメルボルンなどの主要都市が燃えてしまったため被災者も多くなってしまったようです。

《救助団体のご紹介》

そんな火災が起きても、様々な救助団体がボランティアとして動いてくださるおかげで、迅速な復旧が可能となります。そこで、いくつかの援助団体の活動について紹介します。

1. Australia Red Cross(オーストラリア赤十字社)

オーストラリア赤十字社は、火災で被災した人の為の募金を設立しています。今回の火災に対して1200人以上の人がボランティアとしてオーストラリア赤十字社を介して参加していて、70以上の避難所を設立し被災者に受け入れを行っていました。寄付金は被災者のサポートだけでなく、火災で家を無くしてしまった人にも交付金として使用されていたそうです。

2. Victrian Bushfire Appeal(ビクトリア州火災対策機関)

ビクトリア州火災対策機関も上記と同様に復興への寄付金を募り地元の大手銀行であるベンディゴ銀行との協力のもと今回被災した人々の生活復興にあてられました。

3. GIVIT(ギヴィット)

ギヴィットはオーストラリアの非営利機関で、この機関を介せば寄付金を送れるだけでなく、自分が寄付できる物資とその物資が必要な人とのマッチングを行えます。

《野生生物保護団体のご紹介》

ここからは野生動物の保護を行っている団体の活動を紹介します。

1. WIRES(ワイヤース)

ワイヤースは30年に渡って野生動物の保護や治療を行っています。基本的には資金は寄付に頼っていて、動物の専門家とともに保護活動が勧められています。実際に今回の森林火災でも2019年12月の1か月だけでも3000匹以上の野生動物の保護を行いました。さらに今回の火災でたくさんの動物が棲家を失いました。ワイヤースはそんな動物たちのアフターケアまでおこなわれているそうです。

2. RSPCA(王立動物虐待防止協会)

王立動物虐待防止教会はニューサウスウェールズ州にて動物の保護活動を行っている非営利機関です。しかも野生動物だけでなく、火災で取り残されてしまったウマやヒツジなどの家畜動物の保護も行なっているそうです。

3. Port Macquarie Koala Hospital(ポート・マッコリーコアラ病院)

ポート・マッコリーコアラ病院には今回の災害で大きな被害を受けているコアラたちの支援を行える機関があります。コアラは特定のユーカリしか食べないなどケアが難しい中で、この病院では2020年の1月までに31頭の保護や治療に成功していて、回復の様子も随時アップデートされているので、寄付後にどのような活動がされてるかチェックできます。

ここで一つおまけなのですが、NSW RURAL FIRE SERVICE(ニューサウスウェールズ州地方消防局)という消防隊員を支援する団体もあります。ニューサウスウェールズ州地方消防局は消化活動にあたっている7万人以上のボランティア消防隊員の活動費の寄付を募っています。火災では数名のボランティア消防隊員が亡くなってしまったそうなのでこの寄付は消防隊員にとってもとても大事なものだと思います。

終わりに

さまざまなボランティア団体を紹介しましたが、寄付以外に僕たちには何ができるのでしょうか。それはオーストラリアで起こっていることを多くの人に共有することです。オーストラリアでの火災はかなり頻繁に起きます。その度に多くの人が苦しむことになります。その度に『#PrayForAustralia』や『#PrayForAustraliaFromJapan』などのハッシュタグで多くの人にオーストラリアの現状を理解してもらえるような情報を共有しましょう。

今でも火事の影響で生活が困難な人は何人もいます。直接的にボランティア団体の活動に参加や寄付ができなくても上記のようにSNSなどのソーシャルメディアを通じて多くの人に情報を共有してほしいです。オーストラリアの森林火災については知っててもどんなボランティア活動が行われているか知ってる人は日本にはあまり多くないと思います。なのでこの記事を読んでボランティア団体に興味を持ち彼らの援助の貢献をしてくれる人が僕は少しでも増えてほしいです。

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