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私の原点は児童福祉ボランティア

私のボランティア活動の原点は、大学で経験した障害児の放課後デイサービスでした。

公立小中学校の支援学級に通う子や特別支援学校に通っている子など様々な子どもたちと触れ合いながらボランティアを学びました。今回は、児童福祉の視点でのボランティア活動について少し紹介します。

 

デイサービス

皆さんは、「デイサービス」と聞いてどのような印象をお持ちでしょうか。おそらく老人ホームから自宅にバスが迎えに来て、夕方帰ってくるというイメージを持たれる方が多いと思います。

実は、デイサービスというのは高齢者福祉に限らず、障害者分野、児童分野にも存在しています。今回はこの中の児童分野にスポットライトを当てていこうと思います。

 

児童福祉

子どもたちに対する福祉サービスのことを大きく児童福祉と言います。さらに細分化すると児童養護施設、放課後デイサービス、特別支援学校初等部、ろう学校、盲学校などといったサービスが提供されているのです。

では、それぞれどのような役割を担っているのでしょうか。

 

児童養護施設

ここには、様々な理由で親元では生活が困難になった子どもたちが集団生活を送っている施設です。施設職員が親代わりとなり、子どもたちはこの施設が自分の家となります。

ここで育った子どもたちは高校を卒業したら施設を出て、自分の力で生活をしていくことになります。

 

特別支援学校

ここは、障害によって特別な医療的・精神的ケアを受けながら学校生活を送る教育機関です。たすけ愛サークルでは、運動会のボランティアに出向します。

ボランティアの内容としては、子どもたちのそばについて運動会を一緒に盛り上げることと、会場設営や後片付けのお手伝いを行います。

ろう学校

ここは、耳が不自由な子どもたちのための教育機関です。手話を用いて会話をする子や筆談で会話をする子どもたちが通っています。

 

盲学校

ここは、目が不自由な子どもたちのための教育機関です。声と点字を用いて授業を行っています。目が不自由な方は、聴覚や嗅覚が人並み外れて発達されているので驚かしたり、急に身体に触れる行為は絶対にやめましょう。

 

放課後児童デイサービス

私が大学生のとき、メインで行っていたボランティア活動です。ここまで紹介した教育機関で授業を終えた子どもたちが集まる場所です。わかりやすく言うと「児童センター」にあたります。私たちが担当していたのは、公立小中学校の支援学級に通う子どもたちの宿題のお手伝いを主に行っていました。

 

人に教えるということ

皆さんは、学校やアルバイト、会社において「人に何かを教える」ということをしたことがあるでしょうか。それがたとえ大人同士だとしても人に何かを教えるというのは難しいものです。

私たちがボランティアで宿題のお手伝いをしていた子どもたちの多くは、「発達障害」と言われる知能の障害を持っています。そのため単純なことを理解するのに私たちの倍以上の時間と労力を必要とします。集中力が乏しい子どもさんの場合は、休憩を多くとり、宿題に遊びの要素を取り入れ、楽しく答えを導いてあげます。喜怒哀楽の激しい子どもさんには、人一倍言葉選びに気を遣います。普段私たちが何気なく使っている「~しなさい」など強制する言葉はやる気を削いでしまいます。自然に穏やかに子どもさんのペースで宿題に気を引くのです。

 

おわりに

今回は、児童福祉におけるボランティア活動について紹介しました。難しいと感じた方も多いのではないでしょうか。たしかに難しくないというと嘘になります。しかし、理解してもらえた時や現場について私たちの顔を見るなりはしゃぐ子どもたちの姿は本当にうれしくやりがいを感じられる瞬間なのです。これこそがボランティアの魅力と言っても過言ではないと思っています。この魅力を感じたくて今もボランティア活動を続けています。最後までお読み頂きありがとうございました。

 

 

文 / Ryu

 

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