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資生堂のビューティーイノベーション

こんにちは!JAVOメディアライターの岩澤です。

今回は、日本を代表する化粧品ブランド「資生堂(Shiseido)」の“ビューティーイノベーション”についてご紹介します。

皆さんは資生堂の化粧品を使ったことがありますか?

資生堂といえば、スキンケアブランドの**「ELIXIR(エリクシール)」、メイクアップブランドの「MAQuillAGE(マキアージュ)」、そしてハイブランドの「Clé de Peau Beauté(クレ・ド・ポー ボーテ)」など、多くの人気ブランドを展開しています。

ですが、資生堂の魅力は「美しさをつくる」だけではありません。今、資生堂はSDGs(持続可能な開発目標)**の実現にも積極的に取り組んでおり、「美しさを通じてより良い世界をつくる」というテーマで社会課題の解決を目指しているのです。

今回の記事では、資生堂がどのようにSDGsと関わりながら“美の力”を広げているのかを、4つの観点からご紹介します。

 

1. 環境への配慮(目標12・13)

資生堂は、「美しさは地球があってこそ成り立つ」という考え方のもと、環境にやさしいものづくりを続けています。

たとえば、リサイクル可能なパッケージの開発を進めており、ボトルやキャップに再生プラスチックを使用するなど、廃棄物の削減を目指しています。

さらに、植物由来の原料を活用し、石油資源への依存を減らす試みも行っています。

また、2023年には、製造工程でのCO₂排出量の削減を目的に、再生可能エネルギーへの切り替えを進め、いくつかの工場ではすでに100%再エネ電力で稼働しています。

加えて、環境に配慮した「WASO(ワソウ)」というブランドでは、野菜や果物など日本の食材から着想を得た原料を使用し、自然との共生をテーマにしています。

このように、環境への取り組みを製品開発の中に自然に組み込んでいるのが、資生堂の特徴です。

 

2. ジェンダー平等の推進(目標5)

資生堂は「誰もが自分らしく美しく生きられる社会」を目指して、ジェンダー平等にも積極的に取り組んでいます。

化粧品業界では女性が多い印象がありますが、資生堂では男性社員の育児休業の取得率を高めたり、管理職の女性比率を上げるためのキャリア支援を行ったりと、全社員が性別に関係なく活躍できる環境を整えています。

2023年時点で女性管理職比率は40%近くに達しており、これは日本企業の中でも非常に高い水準です。

また、社会全体に対しても、「#MyBeautyMyChoice」キャンペーンを通して「美しさに正解はない」というメッセージを発信しています。

性別・年齢・人種・文化などの違いを超えて、“自分らしい美しさ”を尊重する社会を目指しているのです。

この活動は、SDGsの「目標5:ジェンダー平等を実現しよう」だけでなく、「目標10:人や国の不平等をなくそう」にもつながっています。

 

3. 地域社会とのつながり(目標8・10・17)

資生堂の活動は、環境やジェンダーの分野だけにとどまりません。地域社会とのつながりを大切にし、人々の“心の美しさ”を支える取り組みも行っています。

そのひとつが、「ライフクオリティ メイクアップ プログラム」です。これは、病気やけがなどで外見に変化があった方に、化粧を通して自信や笑顔を取り戻してもらう支援です。がん治療の副作用で眉毛やまつ毛を失った方などに、専門の美容スタッフがメイク方法を教える活動を行っています。

また、教育分野では「ビューティープログラム」を展開。若者に自己表現やコミュニケーションの大切さを伝えたり、美容業界の仕事について学ぶ機会を提供したりしています。

これにより、次世代の人材育成や働きがいのある社会づくり(目標8)にも貢献しています。

さらに、資生堂は国内外のNPO・行政・教育機関とも連携し(目標17)、**地域全体で持続可能な活動を行う“共創”**の姿勢を大切にしています。

 

4. これからの美しさへ

資生堂のスローガン「BEAUTY INNOVATIONS FOR A BETTER WORLD(より良い世界のための美の革新)」には、深い意味が込められています。

それは、単に新しい化粧品を生み出すことではなく、美しさを通じて社会全体を幸せにするという理念です。

これからの時代、化粧は「隠すため」ではなく、「自分を表現するため」のものへと変化しています。資生堂はその価値観をいち早く理解し、外見の美しさだけでなく、心・社会・地球の美しさを追求しているのです。

近年では、AIやデジタル技術を活用して、一人ひとりに最適なスキンケアやメイクを提案するサービスも登場しています。こうしたテクノロジーと人間らしさの融合も、資生堂のイノベーションの一部です。

 

まとめ

今回、資生堂の取り組みを調べて感じたのは、「化粧品会社=見た目の美しさ」ではなく、“内面からの美しさ”や“社会の美しさ”をつくる会社だということです。

環境を守り、誰もが自分らしく生きられる社会を目指し、地域とのつながりを大切にする。そのすべてが「美しさ」という言葉でつながっています。

これからの社会では、化粧品を使う私たち一人ひとりも、企業のこうした姿勢を理解し、応援していくことが大切だと思いました。

資生堂のビューティーイノベーションは、まさに**“未来の美しさの形”**を私たちに示してくれているのではないでしょうか。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

 

参考文献

https://www.shiseido.co.jp/?srsltid=AfmBOoolNlQRYnqfkMUjruh9Kf7YpSc7pBPggwxxHfS2eZvBwADc6mHz

 

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