大学生時代のボランティア体験
ボランティア活動について私自身の原点回帰をしたら、大学生時代の経験が自身の礎となってることを再確認したお話です。
ボランティアをするきっかけになったら幸いです。参考にしてみてください。
〇出会ったきっかけ
大学に入学直後は、友人に誘われるままにテニスサークル(いわゆる飲みサー)に入ったものの、テニスが特に好きでもないうえに激しい飲酒のノリにもついていけずすぐに足が遠のきました。
何か新しくテニサーとは違い、自分の中で意義が見いだせる事を始めたいなと思ってた矢先に友人に紹介されたのがリボンムーブメントというボランティア団体の代表でした。
〇ビジョン・事業について
リボンムーブメントの主な活動内容は「子宮頸がんの啓発活動」。
具体的には、「唯一予防ができるがん」と言われる子宮頸がんの検診受診率の向上やワクチン接種の普及のための活動をしている大学生を中心としたインカレサークルです。
(行政、教育機関と連携してのイベント開催や、メンバー自身で調査研究活動も展開。)
当初は、子宮頸がんに関心はなくむしろ自身に身近なものとして感じられませんでした。
しかし、活動を通して当時の日本での子宮頸がんの検診率は先進国では非常に低く(欧米が80%に対して日本は30%程度)、20代から30代と同世代でもなる可能性があることを知り驚愕を受けました。
ましてや、「予防できるがん」なのに同世代が亡くなっているこの現状はおかしい!
検診が年1回の健康診断と同じくらいに当たり前になるように。大学のキャンパスで「今年、子宮頸がんの検診受けた?」という会話が日常になって欲しい!
そんなムーブメントを巻き起こすべくいつの間にか自分事となり活動にのめり込んでいました。
今でも大学の友人から、子宮頸がんの検診受けると私のことを思い出すよと言われるくらいには布教活動は頑張っていたようです笑
〇活動についておもうこと
立ち上げ初期の段階だったのもあり、大学の授業後は直行で活動拠点のオフィスに向かい終電までメンバーとミーティングを重ねる日々はとても充実していたものでした。
活動内容が専門的なものであったので、子宮頸がんの専門医や子宮頸がんを経験した方等と様々な方と会う機会があったのも刺激的でした。
今でも忘れられない出来事は、リレー・フォー・ライフというがん患者さんやそのご家族を支援する団体のチャリティーイベントに参加した際のひとこまです。
参加者同士で「また来年も会いましょう」と握手を交わしている光景。
それを一緒に見ていたメンバーが「来年まで生きていられるか分からないからすごい勇気のいる言葉だよね」と。
私は当たり前のように来年も迎えられて、友人に必ず会えると確信しているのは、今健康であるからこそであって、同時にとてもありがたい事だと痛感させられました。このようなボランティア活動をしていたからこそ得られた感覚ですし、大学生という若い時期にそれを経験できたことは、それからの人生にとっても大きな成長となりました。
〇メンバーについて
メンバーは医大生、看護学生や美大生がいたりと多種多様な様々な大学生メンバーで構成され、一つの目的に実直に向き合ってるメンバーの姿がとても魅力的でした。
女性が多いサークルだったので、日々のMTGも女子会の延長のような雰囲気です。
何より、同じ興味関心を持って集まってきたこともあり医療や女性特有の話を気軽にできるのは非常に心地よく大学生時代の友人よりメンバーと過ごす時間の方が多かったです。
社会人になった今でも気軽に集まれる友人であり、持ち上がる話題は女子大生の時とあまり変化は見られませんが大好きで尊敬できる仲間であるのは相変わらずです。
〇最後に
今までで一番打ち込んできたものはなにか?と聞かれたら私は大学生時代のボランティア活動リボンムーブメントです。
もともと協調性がなく、集団行動が苦手でしたが活動を通して人と協働して目的を成し遂げる事の楽しさを学びました。
仕事においても、自身のモチベーションがチームワークで動くことにシフトしたくらいです。
少しでも関心がある活動があるならば、まずは参加してみてはいかがでしょうか。
出会う人なのか体験する出来事なのかは人それぞれですが、180度人生がが変わった!とかそんな大げさなものでなくても必ず自身の中で新たな気づきがあると思います。
S・M
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