ダンスで子供達に新たな可能性を踊りで社会貢献ボランティアについて

初めまして!新しくJAVOに入りました!JAVOメディアライターの鈴木です!
現在高校3年生で、踊ること、歌うことが大好きです!いつか自分の舞台作品を手がけられるように、日々様々な場所で舞台活動をしています。
これから、「まちづくり」や「舞台芸術」を中心としたボランティアについての記事を書いていきます。どうぞよろしくお願いします!
今回は、私が15年間の月日を共にしてきた「ダンス」に関するボランティア活動についてお話ししていこうと思います。ダンスに興味のある方もそうでない方も、ぜひ読んでいただけると嬉しいです!
目次
1.変化しつつある「ダンス」の価値観
みなさんは、「ダンス」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか
キラキラと輝くステージの上で、アイドルたちが華やかに踊る姿や、ミュージカルの俳優たちが音楽に合わせて情熱的に踊るシーンを想像する方が多いのではないでしょうか。現代において、ダンスは娯楽として、また芸術表現の一つとして、私たちの生活の中で身近な存在となっています。
しかし、ダンスの起源をたどってみると、まったく異なる意味を持っていたことがわかります。もともとダンスは、五穀豊穣や無病息災、子孫繁栄など、人々の生活と深く結びついた祈りの儀式の一部として生まれたとされています。太古の人々は、神々への感謝や願いを身体の動きで表現し、集落や共同体の中で共有する重要な手段としてダンスを用いていたのです。
そうした宗教的・儀礼的な意味を持っていたダンスは、時代の流れとともに少しずつ変化していきます。やがて、日常の楽しみとして人々に親しまれるようになり、「芸」としての側面が強まっていきました。江戸時代や明治以降には、舞踊や芝居と結びつき、「芸能」として発展を遂げ、多くの人々を魅了する文化の一部となったのです。
そして現代、ダンスはさらに多様な形へと進化を遂げています。ステージ上での表現にとどまらず、地域のイベントやお祭りの場でも活用され、地域活性化のきっかけとしても注目されています。
また、子どもから大人まで、世代を超えて取り組むことができるダンスは、教育や人材育成の分野においても重要な役割を果たすようになりました。身体を使って自己表現を学び、仲間と協力する力を育むツールとして、多くの場面で活用されているのです。
それでは早速、ダンスを使って様々な社会貢献活動を行っているボランティア団体を見てみましょう!
2.踊る楽しさを世界の子供達へ!一般社団法人 日本ダンスボランティアプロジェクト
こちらの団体は福岡を拠点として活動しており、ダンスに関連する社会貢献活動として、国内外問わずの出張ダンスレッスンを行ったり、ダンス関係者にむけたセカンドキャリアの創造、提供を行っています。
ここではプロのダンサー陣がダンスボランティア(通称:ダンボラ)として活動をしているため、プロの踊りを生で観れることも魅力のひとつです。
3.日本ダンスボランティアプロジェクトの活動内容とは?
さきほど簡単に説明した活動内容を、さらに詳しく見てみましょう
活動その1.プロのダンサーがあなたの街に!?「出張ダンスレッスン」
この活動は、福岡を中心に行われ、幼稚園、特別支援学校、アフタースクール等からレッスンの依頼を受け、ダンスボランティア(通称:ダンボラ)がレッスンをしに出向くというものです。
幼稚園、保育園では、カニさん歩きやジャンプなどの遊びを織り交ぜながらリズムトレーニングを行い、小学生が中心に在籍するアフタースクールでは、実際に振り付けを習い、
踊ってみるなど年齢やレベルに合わせたレッスンを行っています。
「ダンボラは世界でも!!」
ダンスボランティアの「出張ダンスレッスン」は、福岡、そして日本を飛び出し、海外でも行われています。
カンボジアにある孤児院でのレッスンなどを通して、様々な境遇下にいる子どもたちに、ダンスの楽しさや、ダンスを通して何かに必死になれるメンタルトレーニングの大切さなどを伝えています。
また海外との交流を通して、海外の舞踊文化との交流も行っています。
ダンスは地域によって、リズムの取り方や衣装、踊りに至るまでの歴史などに特色を持っています。その特性を活かし、日本と海外における多文化理解の架け橋となる役割を担っています。
活動その2. もう一度、社会へ挑戦『リワークプログラム』
リワークとは、「return to work」の略語で、精神疾患を原因として休職している労働者に向けた、社会復帰を目的としたサポートを実施している機関で行われているプログラムです。
復職支援プログラムや、職場復帰支援プログラムとも呼ばれます。
そんな「リワークプログラム」の中に、ダンスを組み込んだリハビリテーションを企画し、様々な施設でダンスレッスンを行っています。
言葉がなくても人と繋がることができるという、ダンスならではの魅力がここでも利用されていますね。
ダンスを使った社会へのアプローチに今後も目が離せません!
「3つ目の活動紹介に移る前に、、」
みなさんは、2024年に開催されたパリオリンピックで、ブレイキン(ブレイクダンス)が競技種目になったことをご存じですか?
そう、今世界では、今まで以上にダンス文化が活発になってきています。
その一方で、ダンサーたちの職業の幅は、まだまだ狭いことが問題です。ダンスに自分の人生すべてをかけていきたい、ダンスを仕事にしたい。
そんなダンサーのために、個人、そしてダンス全体の可能性を広げていく「セカンドキャリア」が今とても重要視されています。
活動その3.「ダンサーのセカンドキャリア形成サポート『DANピース』」
この活動は、ダンボラが様々な大学と連携しながら、ダンサーにとって「持続可能で、社会的な意義がある活動」とは一体何なのかを共に問い直し、その答えを模索していく取り組みを行っています。この活動では、ダンサー一人ひとりが持つ「得意」や「好き」といった個性やスキルを、単なるパフォーマンスに留めるのではなく、社会に対して新たな価値を生み出す職業や役割へと広げていくことを目指しています。
自分の中で「これは趣味の範囲かな」と思っていたことや、「ちょっと得意かもしれない」と軽く思っていたものが、実は自分自身の人生を支えてくれる“脚”となり、将来にわたって大切な軸となる可能性がある。そんな気づきを与えてくれるこの活動には、大きな魅力と希望を感じますね。
4.ダンスが秘める無限の可能性
ここまでは、日本ダンスボランティアについての紹介を行ってきました。
最初にもお話ししたように、ダンスはエンターテインメントだけでなく、様々な社会貢献活動にも役立っています。
ICT化が進む現代社会において、次々と職の幅が狭くなっていく中をどう生きていくか、自分の「好き」を職にできるかという問題は、これからも絶えることはないでしょう。
ですが、今回紹介したダンスボランティアのように、それを変えようとしている団体もあります。
最近では、お話しした内容以外にも、ダンスを使った「ダンスセラピー」や、ダンスによるチャリティーイベントなど、型にとらわれない分野だからこそできる、自由で個性あふれる活動が行われています。
ぜひ皆さんも、自分の「好き」を伸ばし、自分だからできることを見つけて行動してみてください。
私も1人のダンサーとして、社会に貢献できる活動を模索し、行動を起こしていけたらと思っていますので、ぜひこれからの記事も見ていただけたら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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一般社団法人 日本ダンスボランティアプロジェクト
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