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日本と海外のつながりを強くするために、私たちが出来ること

日本で災害が起きた際、国内に限らず国外からもボランティア活動が行われます。

例えば、2011年3月11日に東北地方を中心に発生した「東北地方太平洋沖地震」(東日本大震災)では、日本国内だけでなく、海外からも多くの支援がありました。
この記事を書いている私自身も、当時被災地である宮城県に住んでいて、今でもあの日のことを鮮明に覚えています。当時、私は6歳で一週間後に幼稚園の卒園式が予定されていました。
その日は偶然、幼稚園の大掃除の日で母と一緒に幼稚園の大掃除をしていました。
午後になり、大掃除も終わり家に帰ろうと幼稚園から外に出て、園内の遊具で遊ぼうとした際に、あの大地震が来ました。
揺れを感じた瞬間、母は私の身を覆いかぶさって、そのまま地面にしゃがみ込みました。
園内は、多くの園児たちの泣き声でいっぱいになり、幼稚園の先生達はまだ園内に残っている園児たちを急いで探しにいきました。まだ6歳だった私は、地面が揺れていること自体意味がよくわからず、当時は不安な気持ちでいっぱいでした。

幸い私の家は祖父母と一緒に暮らしている大きな一軒家で、食糧もたくさんあり海辺から離れた地域だったので、自分達でなんとか生き延びることができました。

ですが、地震の影響で住む場所がなくなってしまったり、食糧や水が不足した人々はどうやって生き延びることができたのでしょうか。誰かの支援、ボランティア活動がなければ、あの日を乗り越えることは難しかったと思います。

災害時のボランティアには下記のように様々な活動がありました。

・地域のボランティア

災害の影響で、自分の家に帰れなくなったり、暮らせる状態ではなくなってしまった人々のために「避難所」があります。避難場所の確保だけでなく、毛布や食料の配給などもボランティアにより行いました。

・国内でのボランティア

震災の初期段階では、被災家屋(個人宅)のがれき除去や清掃、田畑や河川の土手のがれき除去、救援物資の仕分け作業、避難所の環境改善活動、草刈りなどの力仕事を中心としたボランティアや、高齢者世帯などへのお弁当配布・声かけ訪問や心のケア(心理社会的ケア)といった活動が行われました。

・海外からのボランティア

東日本大地震で大きな被害を受けた日本に対し、日本国外の国連に加盟する191カ国の国および幾つかの地域、約43の国際機関等からの支援がありました。
例として、米国からは約280トンの食料、並びに770万リットルの水、燃料約4.5万リットル、消防車2台、ポンプ5機などがあります。

この支援された水770万リットルというのは、小中学校などによくある25メートルプール1杯分の容積が約36万リットルなので、それが約21杯分もあるという計算になります。

また、ベトナム・ハノイ国家大学内では
「頑張れ、日本!あなたたちは一人じゃない」というチャリティイベントを開催し、参加者によって1万羽の折り鶴が作られました。

2004年スマトラ沖地震の恩返しを!

地震国・日本では、これまで他の被災国に対する防災や復興支援に大きな力を注いできました。2004年のスマトラ沖地震の際、日本はスリランカやインドネシアにいち早く医療団を派遣しました。東日本大震災後、スリランカのカランナーゴダ駐日大使は「スリランカの人々は、そのことをとても感謝していて、忘れません。」と語り、福島県の避難所を訪問し、自ら炊き出しに加わり、被災者に温かいカレー料理を振る舞いました。
また、スマトラ沖地震で親を失った養護施設の子供たちは、「僕たちも同じように被災した仲間だから、悲しまないで頑張って」といった、励ましのメッセージが寄せられ、被災者の心に寄り添いました。

私たちも海外に恩返しを!

このように、日本は国内だけでなく海外から多くの支援をされてきました。あの震災から11年、私の住む地域でも、海辺に市場やお店が開かれたり、公園や高台が建設されたりして、復興が進んでいます。私たちが笑顔で、震災前と変わらず普通に暮らせているのも、あの日、日本のために行動してくれた海外の支援が大きな影響を与えてくれていると思います。ですので、次は私達が海外のためにボランティアをしてみませんか?

困っている人を助けたいという気持ちは、異国であっても共通にあるものだと思います。だからこそ、これまで互いに助け合ってきたし、これからも手を取り合っていくと思います。
海外でボランティアをすることで、現地の価値観や文化など、様々なことを学ぶことができると思います。

ここでは、海外へのボランティアに少しでも興味がある人に向けて、海外系ボランティアをいくつかご紹介したいと思います。

海外系ボランティアの紹介

①国際ボランティアNGO NICE(ナイス)

・世界90カ国、約3000の豊富なプログラム

NICEは、170団体もの海外NGOと提携。国際ボランティア界の中でもトップクラスのネットワークを持っています。期間は短期から長期まで、活動分野も環境保護をはじめ農業・開発・教育・文化保護・社会福祉など多様にあります!これだけカラフルで、豊富なプログラムがあるNICEなら、あなたにぴったりの活動が見つけられるでしょう。

②C E C 海外ボランティア活動

・価値ある経験やスキルを磨く!コロナ禍でも英語圏は受け入れ可能!

2021年にCECは設立33周年を迎えました。

なぜ海外でボランティアをするの?初めてでも大丈夫?多くの人がきっとその疑問をお持ちだと思います。もちろん、日本国内でも数多くのボランティア活動が身近にあります。ボランティアは人とのつながりをひろげ、自分を磨くための機会です。日本でも海外でも始めるきっかけはどこでも良い。そう私は考えています。
海外ボランティアで、日本では体験できない「異文化」を享受することで、自分の人間力を上げることができます。

③海外ボランティアの旅

・FOOTBOLL(サッカー)✖️ 旅(TRAVEl)
FUTRAVEL

高校生・大学生・社会人、初心者の方も大歓迎!経験豊富なNGO/NPO、官公庁、企業と「海外ボランティア旅」が連帯して生まれたボランティア・インターシップをご紹介!
中には、FUTRAVELといった、観光では訪問しないような素朴な村で、村人とサッカー交流をするといった新しい参加型の旅もあります!
気になる方は是非、ボールを持ってカンボジアへ!🇰🇭

④Project Abroad(プロジェクトアブロード)

・短期一週間から参加できる海外ボランティア

「何もしない」より「少しでも貢献」の精神を大事にするプロジェクトアブロード。多忙なスケジュールの合間を縫って、短期でも参加したい!というみなさんを全力でサポートします。やる気さえあれば大丈夫です!プロジェクトアブロードは本気のあなたを応援します!

●最後に

この記事を書いている私自身も海外ボランティアに非常に興味が湧いてきました!ボランティア精神を鍛えるためにもまずは身の回りのボランティアでできることから、初めてみようと思います!
皆さんも「日本でボランティアを当たり前に」することを目標にまずは自分から行動しましょう!やろうという意思さえあればボランティアは誰にだってできるのです!

 

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