SNSで広がるボランティア活動 – 投稿が社会を変える力に!-

こんにちは!JAVOメディアライターのナラパレッディです。
スマホでSNSを見ていると、誰かがゴミを拾った写真や、清掃活動のビフォー・アフターが目に入ることがありますよね。
ハッシュタグ付きの投稿は、見る人に「自分もやってみよう」と思わせ、少しずつ社会を変えていく力を持っています。昔のボランティアは「現場で手伝う」ことが中心でしたが、SNSの普及でその形は大きく変わってきました。
今回は、SNSを通じて広がるボランティアの新しい形とその影響力、さらに高校生でも今日からできる具体的な方法を紹介します。
目次
SNSとボランティアが出会った瞬間
昔はボランティアといえば、自治体や団体に登録して現地で活動するのが当たり前でした。でもSNSが広まったことで、個人の活動が全国や世界に瞬時に届くようになりました。写真や動画、ハッシュタグを通じて、他人の行動をリアルタイムで見られるようになったんです。
たとえば、公園や海岸のゴミ拾いのビフォー・アフターを投稿するだけで、「自分もやってみたい」と思う人が増えます。
それに投稿は友達だけでなく、リツイートやシェアで知らない人にも広がります。こうして、ボランティアは「現場で活動する」だけじゃなく、「発信すること」自体も社会貢献になる新しい形になりました。
なぜ「投稿」が貢献になるのか?(心理と仕組み)
投稿が社会貢献になる背景には、心理学や社会の仕組みが関係しています。
可視化の力
活動の成果を写真や数字で見せると、どれだけ変わったかが一目でわかります。ビフォー・アフター写真は視覚的にインパクトがあるので、共感を呼びやすいです。
共感の波及効果
SNSの投稿は、見るだけでなく共感を生みます。誰かが清掃活動や寄付をした投稿を見ると、自分も行動しようと思う人が自然に増えます。こうした連鎖は、個人で行う活動よりも大きな影響力を持ちます。
拡散でリソースが集まる
多くの人が同じ問題に注目すると、寄付や協賛、ボランティア参加者が増えます。投稿は「目に見える証拠」として信頼性も高めます。
世界で起きたSNSムーブの実例
- #Trashtag(トラッシュタグ)
2019年に世界中で広まったチャレンジ。散らかった場所のビフォー・アフターを投稿するだけで、公園や海岸の清掃活動が自然に広がりました。投稿のインパクトで「自分もやろう」と思う人が増えました。
→ TIME「People Are Picking Up Trash in Parks and Beaches for the ‘Trashtag Challenge’」
- TeamSeas(#TEAMSEAS)
人気YouTuberが呼びかけた大規模海洋クリーン募金。SNSや動画で何千万ドルも集まり、実際の清掃活動に反映されました。オンライン発信がオフラインの活動につながった代表例です。
→ TeamSeas公式
- デジタルボランティア
国連UNVではオンラインで翻訳や教育支援が可能。SNSやデジタルプラットフォームで参加者を集め、成果を可視化しています。
→ United Nations Volunteers
日本で増えるデジタルと現場の掛け算(NFT 実験など)
日本でもデジタルを活用したボランティアが増えています。神奈川県では湘南ビーチクリーンで、参加者にNFTを配布する実験を実施。「行動が記録として残る」「達成感がある」「次も参加したい」と思える仕組みです。
SNSの投稿がデジタル証明と結びつくことで、参加意欲を高め、次の人を巻き込むきっかけにもなります。

高校生でもできる「投稿で参加する」6つのステップ
小さな現場を見つける
学校近くや自宅周辺の公園・河川・海岸からスタート。
活動を記録する
ゴミの量や種類をメモし、ビフォー・アフター写真を撮る。
ハッシュタグをつけて投稿
#Trashtag、#CleanUp、#TeamSeasなどを付けてSNSに投稿。
短く感想を書く
「友達と30分でこれだけ集めた」「気持ちよかった」など短くてもOK。
仲間を巻き込む
SNSでChallengeを呼びかけたり、学校で掲示。 遊び要素を加えると続きやすい。
成果を可視化して共有
月ごとの集計や写真まとめを投稿して、次の人の参加を促す。
SNSボランティアのメリット・課題
メリット
- スマホ1つで誰でも参加できる
- 活動成果がわかりやすい
- 拡散で人や資源が集まりやすい
課題
- 投稿の信頼性(本当に拾ったか)が問われる
- 自慢投稿に偏る場合がある
- オンラインだけだと現場の支援が不足することも
課題を理解して、SNSと現場活動を組み合わせるとより大きな効果が期待できます。

まとめ
SNSはただの「見せるツール」ではなく、「つながりを作るツール」です。
- ビジュアルでインパクトを出せる
- 拡散で人や資源が集まる
- デジタルで参加が証明できる
この3つが揃うと、投稿が社会を動かす力になります。高校生でもスマホ一つで参加でき、投稿が未来の動きにつながる可能性があります。
まずは写真と一言の投稿から始めてみましょう。小さな一歩が、次の人を動かすきっかけになります。
写真素材の探し方(高校生向け)
- 「ビーチクリーン フリー素材」
- 「ゴミ拾い ビフォーアフター フリー」
- 「ボランティア 若者 フリー画像」
おすすめサイト:ぱくたそ、写真AC、Pixabay(利用規約を確認しましょう)
参考文献
- TIME「People Are Picking Up Trash in Parks and Beaches for the ‘Trashtag Challenge’」
- The Guardian「#Trashtag Challenge」
- TeamSeas公式
- Coindesk Japan「ボランティア参加を可視化して証明──神奈川県、NFT活用し新たな試み」
- United Nations Volunteers「Become an Online Volunteer」
 
 




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