わくわく×国際協力
わくわく×国際協力
こんにちは!特定非営利活動法人国際協力NGO風の会の大前友紀恵です。
皆さん最近わくわくしていますか?私はずーっと行きたかったプラネタリウムに行く予定が立ってわくわくしています。あと新しい韓国ドラマのDVDを借りてきたので、今から見るのが楽しみでわくわくしています。期末レポート横目に現実逃避です。笑
でも今日話したいのはそのようなわくわくとはまた違う、魂が震えるような、自分の中の情熱が沸き立つような、そんなわくわくです。
12月中旬のことです。この風の会を設立した、現在都議会議員でもあり風の会の会長でもある宮瀬さんと、風の会を実質的に運営している私を含めた6人のメンバーで話をする機会がありました。
この話し合いの場は、私たち運営メンバーが1年間の任期で何をするのか、どのようなことを目指すのかをまとめた資料、いわゆるマニュフェストを、宮瀬会長に見ていただくためにもうけられたものです。
この日のために入念に資料を準備し、やってきた当日。
緊張した雰囲気が漂う中、一人一人がそれぞれのマニュフェストを宮瀬会長に説明していきます。
全ての説明を聞き、宮瀬会長はひとこと。
「おまえら、最近楽しいか?わくわくしているか?」
「はい。わくわくしています!」と、即答できませんでした。それどころか、これは今振り返って気づいたことですが、ずっとボランティアに対してわくわくする事に、なんとなく罪悪感や後ろめたさを感じていました。
ボランティア=慈善活動であり、相手のためだけを思ってしなければならないこと。
国際協力=完全に利他的で、崇高な心持ちで取り組まなければならないもの。
いつのまにか、そんな方程式を自分の中で作り上げていました。
だから、まず一声目に、この国際協力団体を一から立ち上げた方に、「わくわくしているか?」と聞かれ、戸惑ったのです。
宮瀬会長は続けます。
風の会は仕事ではないからお給料はでない。無償だ。しかも今はオンラインで、モチベーションが下がっている会員もいる。
じゃあどうしたら人がついてくる?どうしたら活動にわくわくする?
それは、もっと大きな夢を掲げること。魂が震えるような志を持つこと。カンボジアに学校を建てるなり、チャリティーコンサートを開くなり、わくわくする大きな目標があれば、日々の地道な作業も頑張れるんだ。
君たちわくわくしているか?俺はこのマニュフェストを見てもわくわくしない。君たちがわくわくしていなければ、会員皆もわくわくしない。
この話を聞いて、はっとしました。
わくわくって、ただゲームを楽しんだり、旅行を楽しみにすることだけじゃないんだ。
自分の情熱をかきたてるような、魂を揺さぶるような、そんな夢を持つこと、目標をもつこと、そうゆうことなんだ。
確かに自分の人生を振り返ってみると、何かを成し遂げたな!充実しているな!と思った場面には、日々の作業は大変だけど頑張れる、そんな目標を持っている時でした。
小中学生の頃、新体操をやっていたのですが、毎日の痛い柔軟を頑張れたのは、たった3分間の演技中、少しでも美しく踊りたかったから。
大学受験期、睡魔と戦いながら必死で英単語を覚えたのは、どうしても入りたい大学があったから。
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これは国際協力においても同じです。何かわくわくする夢がなければ、日々の活動がつまらないものになってしまいます。以前はボランティアに対してわくわくすることに罪悪感を覚えていましたが、今ではむしろ欠かせないものだとまで思っています。
じゃあ具体的に風の会のわくわくすることはなんだろう?コロナウイルス感染拡大の影響で、カンボジアへの渡航ができない現在、私たちは日々模索しています。
コロナ禍でだってできること色々あるんです。
カンボジアの子どもたちと日本の子どもたちをZoomでつなげるプロジェクト。
自国にいながら他文化に触れて、海外の友達ができちゃうんですよ?
風の会オリジナルのグッズづくり。
カンボジアの子どもたちにとっての“幸せ”を絵にしてもらい、それをマグカップやTシャツなどにすることで、私たちの知らない、彼らの幸せを世間に広げられちゃうんです!
トゥルコキ中学校のドロップアウト率の改善プロジェクト。
今まで見逃していた、大きな問題に、事業部を超えて風の会全体で立ち向かっています!
書いていてすごくわくわくしてきたー!!!
他にも情熱が燃え立つようなわくわくするプロジェクトが沢山あります。
これらのプロジェクトの実現のためには、もちろん地味な作業や面倒な作業もしなければいけません。でもわくわくするから、志震えるから、頑張れちゃうんです。
これら日々の活動を支えている理念、私たちの活動の原点である、風の会の設立趣意書をもって、今回の記事を締めさせていただきます。
すべての子どもたちが未来への希望をもてる世界が理想です。
しかし 世界には 明日さえ定かでなく
今も泣き 飢え 死んでいく子どもたちがいるのです。
私たちはそれをずっと知っていました。
しかし 私たちは何かをしようとはしませんでした。
それは 私たちが自らの可能性を信じず 理想を持っていなかったといえるのです。
ここで 私たちは思いを新たに誓います。
たとえ小さくとも、私たちの確かな情熱と愛が 子どもに希望の明かりを燈し
未来への扉を開く追い風となることを確信します。
特定非営利活動法人国際協力NGO風の会
https://afw-kazenokai.com/
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