ボランティアニュース2014年
0306
病児保育広がる
子供が急に発熱したのに仕事を休めない,そんなとき「病児・病後児」を預かってくれるサービスが首都圏で広まっています.小児科医が巡回する病児保育施設や,NPO法人のスタッフが自宅に行って保育するなど様々な形態があります.
女性の社会進出が日本経済や,男女平等化にとって重要になっている現在,このような取り組みは女性の強い助けになるでしょう.
また,子育てをする際の負担を減らすことで,少子化を食い止める効果もあります.
会費などがかかるものの,サービスが浸透していけば料金低下が期待されます.
0304
介護補助スーツの新会社
東京理科大学が介護や物流現場などで物を持ち上げる動作などを補助するモビルスーツのように体に装着する装置を商品化することになりました.空気圧を活用し,重いものを持ち上げる作業の補助を行います.介護の負担が軽減されれば,将来訪れる高齢化社会への切り札になるやもしれません.
ロボットスーツでは他にも,半身不随の患者のリハビリのためのものがあります.体を動かそうとすると脳から伝達信号が発生しますが,それが筋肉まで伝達されず,不随となってしまいます.この伝達信号を読み取ることで,体に装着したスーツを動かし,脳で考えた通りの動きを行うというものです.
技術の発展は,従来ではあきらめるしかなかったことを克服させ,Quality of Lifeの向上を助けます.今後もそのような発展が望まれます.
0303
震災3年,地域ブランド磨き
東日本大震災の発生から間もなく3年となります.
建物や設備などと違い,震災前へと戻りにくいのが地域のブランドです.
ブランドを再興させるための一つのカギが「こだわり」.
新鮮な朝どりワカメが東京でひそかなブームとなりましたが,これも午前4時に暗い海に漕ぎ出す漁師のこだわりがあってこその物.
適正な価格で安全な,こだわりの商品を生み出すことが地域再興へと繋がります.
東日本在住でなくても,そのこだわりに感銘を受け,商品を購入することは災害復興への支援となると思います.安易な風評には惑わされず,安全なものを自分の目で確かめて購入できるようになりたいものです.
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