高校生ボランティアのススメ
私はいま社会人向けのキャリアアドバイザーとして起業して会社を経営しています。高校生のときは、社会貢献活動には特に興味はありませんでした。そんな私がボランティアを通じていろいろなことを学び、社会人としての今を楽しめている理由をお話します。
大学1年性のときに、将来仕事をするんだなぁと考えたときに、どうせ仕事をするならいろいろな環境が原因で頑張れてなかったり、不利益を被っている人を応援するような仕事をしたいなと考えました。
そのとき思いついたのが児童養護施設やいじめで学校に通えなくなった子供達が通うフリースクールでした。
仕事は就職しないとできないことなので、大学生の身分としては、ボランティア活動をすれば、仕事の体験もできるし、そういった子供達に貢献することができるなぁと思いました。
大学生時代のボランティア
大学3年性のとき、「命の電話」の電話受付をするボランテイアと、「フリースクール」で遊ぶ人の2つのボランティア活動をやりました。最初は緊張したので、友達を誘って一緒にいきました。
大学4年性のとき、「児童養護施設」で子供達と遊んだり、勉強を教えたりするボランティア活動を行いました。
命の電話の受付は、週1〜2回の頻度で半年ぐらい行っていました。ビルの一角に電話しかないようなオフィスがあり、電話が鳴ったら取るというようなイメージですが、5人ぐらいいて交流もありました。
かかってくる内容も、緊張してなのかすぐ切れてしまったり、ただ話し相手が欲しいというような内容が多かったです。記憶にある限りでは、めちゃくちゃ重たいような電話はありませんでした。
相談内容はノートに書いて、スーパーバイザーの方に共有したり、自分じゃ対応できないことがあったら相談したりしていました。
フリースクールというのはいじめとかメンタル的な問題で学校に通えなくなった子供達が、そこに通えば学校に行っていることになるような立ち位置の場所でした。そこでは、子供達と何かをするかというよりは、今後フリースクールでどういう催しをやったらいいかとか、方向性をどうしていこうかというような話し合いに参加していました。そして、スタッフのみなさんと一緒に子供達のためのスポーツイベントや職業体験を開催しました。そこでは、職員の方がいたり、多くのボランティアの方がいろいろな人が集まっていて、意見をまとめたり、人と一緒に大きなことをするというようなスキルを学ぶことができました。
就職活動もボランティアからスタート
就職活動も児童養護施設で働きたくてスタートしました。しかし、あまり求人が出ておらず、学校の紹介でボランティアを募集しているところを見つけることができたので、一旦就職活動は横においてボランティアをしました。
週に1回程度行っていました。小学校低学年から中学生くらいまでの子供達が集まってきていて、上の子はすごくしっかりして下の子の面倒をみていましたし、とても感動したのを覚えています。私自身は子供達の宿題を教えたり、施設外の人間として子供達とコミュニケーションを取ることで、子供達にとっても普段の職員の方からは得られない刺激を得ることができたのではないかと考えています。
夕ご飯の準備も職員さんと行っていました。
ボランティア活動をしてみて学んだこと
大学でボランティアをしてみて、世の中のことをたくさん学ぶことができました。ボランティア、つまりは社会貢献は人を喜ばせることであり、それは就職してボランティアじゃなかったとしても、児童養護施設やフリースクールじゃなかったとしても、どの会社に就職しても「仕事は人を喜ばせることであり、人に貢献することである」ので、ボランティアをすると、相手が「どういうことに喜ぶのか」ということを考えるような視点を得ることができると思います。
仕事は相手を喜ばせて、お金をもらうもの。ボランティアは相手を喜ばせて、自分も嬉しくなれるもの。
後半の違いはあれど、人を喜ばせることに仕事もボランティアも価値があります。
ボランティアの場合はお金を取ると成り立たないようなことにもアプローチをかけられるので、その経験は社会に出てからも、「こういうところに人は困るんじゃないか」と気付けたり、仕事で生かすことができると思います。
ボランティア証明書があったら
もし、大学生のときに、ボランティア証明書に出会っていたとしたら、私は就職活動で使っていたと思います。エントリーシートを出すときに、一緒に証明書を出せば、いちいちエントリーシートに書き込む必要もないので、エントリーシートには別の長所を書くことができますし、とても使い勝手がいいと思います。
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最後に
もし高校生のときにボランティアに出会っていたとしたら、視野も広がって、人のために動ける人間になることで、友達も増えたり、より楽しい大学生活が送れるようになると思います。
ボランティアを始めるのは勇気がいることですが、とにかくいろいろなことにチャレンジすることが人生では大切です。何に興味があるかや、自分がなにをやりたいかは、自分が実際にやってみないとわかりません。もちろんボランティア以外の道もあると思いますが、ぜひボランティアにも楽しんでチャレンジしてみてください。
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