沖縄の子供の貧困対策
はじめまして!僕は沖縄県在中の高校生、野原飛翔です!
僕が住んでいる沖縄県は、観光やリゾート地として多くの観光客が来県する島国です。
沖縄に来た観光客が一番驚くのは、とても広い米軍基地ではないでしょうか。沖縄県にある米軍基地は、国土面積の約0.6%の沖縄県に米軍専用施設の約70%が集中しており、沖縄の中に基地があるのではなく、基地の中に沖縄があると言っても過言ではないほど、広大な敷地面積を保持しています。
そんな沖縄県は現在、基地問題だけではなく、低所得問題も大きな課題となっています。
経済的困窮から生活や教育を大幅に制限される子供達が多く、子供の貧困率29.9%と全国平均の2.2倍という深刻な数字となっています。そんな貧困層の子供達への対策として、下記の内容で様々な支援が行われています。
・学習支援
子どもの状況に合わせて適切な学習支援を行い、少しでも学力を上げることで精神的な負担を減らし、希望の進路に行けるように学習の支援。
・生活支援
温かい食事が摂れているか、寂しくて孤独な時間を過ごしていないかなどに注意し、改善・サポートできる部分を助けるような生活の支援。
・カウンセリング
貧困世帯の子どもは心のケアも重要です。定期的にカウンセリングを行い、本音を話せる場所を作ってあげることでストレスを溜めこまないようにしてあげる必要がある。
貧困家庭の子供達に私達ができる支援とは!
貧困家庭の子どもたちのために私たちができる支援には
・ボランティア活動に参加する
・物の寄付をする
・お金の寄付をする
という方法があります。
ここでは、子供の貧困問題に少しでも興味がある人に向けて、ボランティア団体をいくつかご紹介したいと思います。
学習支援ボランティア
1 NPO法人 パラダイム
NPO法人パラダイムは、沖縄県の大学生が中心となって、経済的困難を抱えた子供達を対象に学習サポートを行っています。また、生涯学習や課外活動など様々な側面からのサポートも行っています。
2 NPO法人 エンカレッジ
子どもたちが無料で塾に通うことができる「通塾支援」を開始。2009年からは沖縄県や各市町村より委託を受け、現在では離島を含め、沖縄県内に24か所の「居場所型学習支援教室」の設置と、2か所の「通塾支援事業」を行っています。
3 学校NPO 珊瑚舎スコーレ
沖縄の貧困世帯に対し、無料の学習塾を行っています。塾ではありますが、多様な学びや表現が出来るよう、うちなー口やリズム&コーラス、空手やアートタイムの授業も行っており、半年に一度学習発表会も行っています。
生活支援ボランティア
1 一般社団法人 みんなのももやま子ども食堂
困窮家庭の子どもだけを対象にしているところが多い中、ももやま子ども食堂は週1日、土曜日は参加条件を設けず、どんな子どもでもごはんを食べに来て良いとしている。それどころか、大人も食べて良い。世代を超えた地域交流を図る場として機能しています。
2 一般社団法人 ビクトリーチャーチ(子供の広場In那覇)
遊びの空間を提供し、心身の健康をはかるために、「子ども食堂」「ぬりえ教室」「宿題教室」「読み書き教室」「音楽教室」「ワイワイゲーム教室」という一つの食堂と5つの教室を無料で運営しています。
最後に
この記事をまとめて、子供の貧困問題が沖縄県の大きな社会問題だという事実を改めて強く感じました。すぐに解決することができない子供の貧困問題だからこそ、一人でも多くのの子供達が笑顔で過ごせられるよう、たくさんの人の協力が必要です。
紹介したボランティア団体以外にも、子供達のために善意の輪を広げようと頑張っているたくさんの団体があります。各団体で、ボランティアスタッフも随時募集しています。
私達にできる小さな一歩を始めてみませんか。
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