SDGs目標2 「飢餓をゼロに」とボランティア
JAVOメンバーのKとLです。今回はSDGsの目標2である「飢餓をゼロに」についてのボランティアを紹介したいと思います。
SDGsとは?
SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称です。「持続可能な開発目標」という意味を表し、2015年9月25日に国連総会で採択されたもので、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。持続可能な開発のための17の国際目標が掲げられており、その下に169か達成基準と232の指標が決められています。
SDGs が策定される以前から、世界は社会、環境、経済の問題にそれぞれ取り組みを始めていましたが、SDGsはそれらの問題に対する目標を一つにまとめたところが特徴的です。経済発展だけではなく、環境や社会が抱える問題にバランスよく取り組み、根本的な解決によって世界を持続させることをSDGsでは目指しています。またSDGsは、世代を超えたすべての国、すべての地域の人々が、誰一人取り残されることなく、尊重される社会を目指すものとなっています。
目標2「飢餓をゼロに」とは
文字通り飢餓で苦しむ人をなくすのが目標であり、食料を安定的に確保し、人々に供給できる世の中を目指します。2030年までに飢餓や栄養不良に終止符を打つことをゴールとし、達成すべく持続可能な農業を推進し、継続的な収益を生み出す仕組みをつくります。
目標2が掲げられた理由
目標2が生まれた背景には、世界規模で問題となっている飢餓人口増加の影響があります。2019年、世界の飢餓人口は約8億2,800万人いるとされており、2014年には減少したものの近年は再び徐々に増加に転じてきました。さらに、新型コロナウイルスの世界的流行によって世界全体の飢餓人口はさらに増加してきています。ユニセフ、国連食糧農業機関、国際農業開発基金、国連世界食糧計画、WHOが共同で発表した「2022年版 世界の食料安全保障と栄養の現状」では、飢餓の深刻な状況が明らかになりました。
この報告書によると、2021年には約23億人が中度から重度の食料不安に陥ったとされている。深刻なレベルでの食料不安は、約9億2,400万人に達しています。
出典:https://www.unicef.or.jp/news/2022/0136.html
目標2と関連するボランティア活動
- Good Neighbors
Good Neighborsではフードドライブという活動を行なっています。フードドライブとは、家庭や企業、お店などで余っている食品を寄付すること、そしてその食品を必要としている人へ届ける活動です。寄付した食品は、「グッドごはん」を通して生活に困窮しているひとり親家庭へ届けられます。
参考はこちら - セカンドハーベストジャパン
買いすぎてしまった食品や、贈答用でもらって食べきれない食品などを寄付できます。ネットショップやふるさと納税を利用しての食品寄贈も可能です。
参考はこちら - 国連UNHCR協会
UNHCRはパートナー団体と協力し、食料・栄養支援を実施。難民や国内避難民のニーズを把握し、栄養状態を回復・維持できるよう支援しています。食料の配送中継地から最終目的地までの輸送や配給、支援対象者の栄養状態の定期的なモニタリングなど幅広い支援を実施しています。他にも現金の給付支援を通して、難民や国内避難民が再び家族に食事を用意し、食料危機における保護状況が改善されるよう支援していたり、難民の農業技術の向上や生計支援を実施していて、気候変動に強く栄養に配慮した農業生計を通じて、彼らが経済的に力をつけ食料を確保できるようサポートしています。
参考はこちら
最後に
SDGsと聞くと堅苦しいと感じもしますが、手軽にできる小さな取り組みも沢山あります。飢餓をゼロにする為に、皆さんも食料を大切にしましょう!そして、今の時代インターネットを使用しボランティア募集の掲示板、インスタグラム、Twitterなどでもボランティアの募集をしている人はいます。そのため、皆さんもボランティアに参加してボランティアに対して少しでも手を伸ばしてくれたらと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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