1. HOME
  2. ブログ
  3. ボランティアニュース
  4. 【国立,研究力に赤信号】

JAVOメディア

~今と、明日とミライへ。~

ボランティアニュース

【国立,研究力に赤信号】

【国立,研究力に赤信号】
日本の論文数が増えない中,国立大はさらに深刻な状況になっています.2004年の法人化後も公務員型の横並び給与や縦割り組織を変えず,グローバル時代への対応が遅れたためです.京都工芸繊維大では状況を打開するため,国立としては破格の年俸2000万円を払い,海外の名だたる教授陣を同行に招き入れています.
資金が研究力と直結することはすでに知られています.アメリカでは研究費総額として約6兆円,日本は2兆円となっていて,経済規模が約3倍のアメリカと同程度となっていますが,企業や非営利民営機関からの資金がアメリカでは8千億円,日本は700億円にしかすぎません.経済規模対比で考えても学校への寄付金を2700億円程度まで上げる余地があります.
これには普段から,募金であったりボランティアというものに触れ合うことも大切です.自分が稼いだお金といっても,いままでお世話になった人,お世話になった環境があってこそなのではないでしょうか?
アメリカの実験でも,お金を「自らのためだけに使った人」と「他人のために使った人」だと,後者の方が幸福感は高いことがわかっています.もちろん,自分で稼いだ給料で,自分にご褒美を買うことは重要ですが,「強制的に徴収される税」ではなく,「自ら選択して払う寄付金」の地位を確立させることは,よりよい社会に繋がっていくのではないでしょうか.
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事