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JAVOメディア

~今と、明日とミライへ。~

ボランティアニュース

ボランティア証明書作成までの経緯

JAVOってどんなもの?

ボランティアをする入口を広げるために2つの事業をします.ボランティア証明書発行とボランティア登録です.

背景として,戦後日本も経済成長を果たしました.経済先進国となりました.現在,欧米にあって日本に足りないもの,それは倫理観ではないでしょうか.アメリカでは28.8%のひとがボランティアをしています.日本では3.1%です.募金も経済規模対比で5倍もの差があります.もちろんそれは宗教の違いだということもできますが,宗教関係のボランティアを除いてもアメリカでは20%のひとがボランティアをしています.つまりボランティアがまだまだ広がる余地が日本にはあるんです.広めていかなければいけないと思うんです!!

ボランティア証明書は,日本人,特に学生がボランティアを始めるキッカケになるためのものです.どういうものかというと,JAVOとボランティアを主催するNPO法人と,ボランティアを行う学生がいて,学生はまずJAVOにボランティア証明書が欲しいということを申請します.そしてJAVOと協力関係にあるNPO法人に行ってボランティアを行います.どんなボランティア活動をしたのか,その時間など詳細をNPO法人と学生はそれぞれJAVOに報告します.この内容がマッチすることでJAVOはその活動を認めて,証明書を発行します.

実はこのシステム欧米ではすでにあって,例えば3千時間ボランティアをするとキャリアになったり,受験や就職活動に使われたりしています.

それと同時にボランティア登録を行ってもらいます.登録をしてもらうことで,ボランティアの方の知識や経験をデータとして蓄積することができ,例えば首都直下型地震が起きた際など,その方々の能力を最大限活かすことができるボランティアの場を提案する,もちろんボランティアは自発性が重要ですので,提案という形をとります.

また,将来的にはそのボランティアの経験や知識と,企業とのマッチングも行っていきたいと思っています.

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どうしてボランティアを始めた?

~インド編~

インドに行ったのがきっかけかもしれません.

卒業旅行のときに友達と3人でインドに行ったんです.

現地で,経済的に恵まれない子供たち向けの学校でボランティアする機会があって.

英語とか算数を教えたり.

それである日ピクニックに行く日があって15人くらいの子供たちを現地の先生3人と僕ら3人で引率して美術館だったり寺院だったりに行ったんです.

お昼ごはんは近くの公園ってことで,みんなで騒ぎながらご飯を食べて,

食後の運動でみんなでフリスビーしたり,鬼ごっこしたりして遊んでたんですね.

そのときふと気付くと,靴もはいてなくて,髪の毛もぼさぼさで目もうつろな5歳くらいの少年と少女が3人くらいこっちを見てたんです.気になってそっちを見ていると微動だにしないんですね.動くエネルギーがないというか.

かたや僕らが引率している子供たちは,経済的に恵まれてないとはいえ,ピクニックのためにおめかししている子だったり,みんなもちろん靴を履いていますし,

そのときの無力感は激しくて,自分が日本で遊んだりしていて,じゃあインドに来てボランティアをしてみようと思ってしてみて,でもその先にはもっともっと困窮していたり,大変なところがあって.

日本とインドとの格差,さらにその先にインドの中での格差.

そのときの思いって仕事を始めてからもずっと心の片隅にあって,いつかやらなきゃと考えていて,なにができるのか,何をするべきかを考えていて今に至っています.

 

~インド・その後編~

インドでボランティアとかは偽善なのではないか,じゃあ真の奉仕とはなんなのか考え込みました.坂本竜馬やマザーテレサは本当に自分のことを考えなかったのか?たとえば目の前で赤ちゃんが2階から落ちて,それに気づいた母親が100mの世界記録より早い速度で走って子供を救ったとかいう話がありますが,それはその瞬間,脳のすべてが赤ちゃんを助けることに集中してると思います.目の前に倒れているひとがいても一瞬その状態になると思います.でも,その一瞬が終わったあと,人間の脳っていろんなことを考えてしまうし,考えられるんじゃないかなって思ってしまっていました.

真の奉仕とは自分の身を削ってでも人を助けることなんじゃないのかと考えて,会社に入社してすぐの給料を,毎日5時起きで死にそうな思いをして稼いだ給料を全額の50万円を募金してみました.家に帰って自分の心の動きを考えてみると,やはりつらかったです.本当にこの募金は現地に届いているのだろうか?無駄なところに使われていないだろうか?

その経験で思ったんです.やっぱり自分に余裕がない限りボランティアや募金は続かないなと思いました.もちろん,自分の身を削って人を助ける人がこの世の中にはたくさんいると思います.でもそうじゃない僕みたいな人もたくさんいると思います.

自分に余裕があって,自分のためにもなるようなボランティアや募金があれば,身を削れない僕のような人でもボランティアに携われるのではないかと考えて証明書の発行を行っていきます.ここでボランティアに出会って,それが楽しくて続くようになればいいなと思っています.

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ボランティア証明書ってどんなもの?

 

今の社会って政府だったり企業だったりが大きくなりすぎて,市民生活からすごく遠くなっていると思うんです.共産主義って歴史的にも生物の本能的にも無理だと思いますし,でもじゃあ資本主義で正しいのかっていうと,これだけ格差が生まれて正しいとは思えないです.この隙間だったり足りない部分を埋めるのがボランティアの役目だと思うんです.

JAVOが解決したい日本社会の問題点は2つです.

1つ目は,日本にボランティアをする風土が整っていないこと.

2つ目は,突発的な災害に対して,素人のボランティアが簡単に行って能力を最大限発揮するシステムが整っていないこと.

まず1つ目に関してですが,アメリカではボランティアの経験っていうのが学業とともにすごく重要視されていて,例えばハーバードを卒業したあとの就職人気ランキングのトップ10にTeach for AmericaというNPO団体が入ったりと,すごく盛んなんです.アメリカの28.8%の人がNPOとかを通してボランティアしているんです.日本ではこれが3.1%.だいたい9倍ぐらいの差があって.寄付の総額も,アメリカと日本で,GDP,つまり国の経済規模対比どのぐらいかを調べると,5倍ぐらいアメリカのほうが多いんです.

理由は何個も考えられますが,そのうちのひとつにボランティアのインフラが整っていないことがあげられると思います.

アメリカではボランティアを申し込む機関があったり,ボランティア活動を証明する機関があって,ボランティア活動がキャリアアップにつながったりするんです.

実際,アメリカの中高生は55%もの生徒がボランティアをやっていて,大学生でも30.2%ボランティアをしています.

日本でもそういうインフラを整えることが重要だと考えて,この証明書事業をやっていきたいと思っています.

2つ目の,素人ボランティアが突発的な災害に行って,ボランティアをできる仕組みについてですが,これはボランティア登録というシステムを考えています.

ボランティア証明書を発行するにもボランティア登録が必要なのですが,ここに登録することで,例えばその人がどのようなスキルを持っているかがわかり,また,JAVOを通してボランティアをしたときはそこでの経験だったりスキルをその人個人の情報として蓄積していって,実際に災害が起きたときはどこのNPO法人とその人が協力したらいいのか,どんな業務が良いのかを提案できるようにします.

ボランティアの定義として自発性っていうのがあるので,もちろん強制ではないのですが,何も考えずに被災地に行ってしまって逆に迷惑をかけてしまうよりは,すべての人の善意の力を最大限発揮するシステムにできたらと思ってます.

このボランティア登録とボランティア証明書っていうのはお互い補完しあいますし,シナジー効果も高いと思います.

 

実際の仕組みとしては,我々JAVOと,ボランティア活動者,そしてNPO法人の3つが関係してきます.

まずボランティア活動者はJAVOに簡単なボランティア登録をしてもらって,JAVOと協力関係のあるNPO法人でボランティアしてもらいます.そこでの活動内容や活動時間をNPO法人の代表と,実際のボランティア活動を行ったときの責任者とに証明してもらい,JAVOに提出してもらいます.

同時にボランティア活動者もその活動内容と活動時間をJAVOに提出してもらい,ここがマッチすることでその活動を認定します.これを続けていって,情報を蓄積していき,活動者が証明書を欲しいタイミングで発行します.

 

この証明書が世に浸透していけば,学生もボランティア活動が認められて就職活動しやすくなりますし,企業も体育会や起業家とかだけではない多彩な学生を取れるようになります.もちろん社会にとってはボランティアをする母数が増えるのはすばらしいことですし,他のNPO法人にとっても母数が増えることは良いことだと思います.この事業はすべての人を幸せにすることができると信じています.

 

なんで証明書なの?自分でボランティアやらないの?

ボランティアとか募金への携わり方っていろいろとあると思うんです.というか,社会に貢献する方法もいっぱいあると思います.企業に勤めて新しいものを生み出すことも,サービスを提供することも,政府に勤めて国を動かすこともすべて社会への貢献だと思います.その中でじゃあ何を選ぶかというときに,モルスタに入ってすべての評価を数値化することにおもしろさを感じたり,インドに行って今のボランティアのままでいいのかと疑問を持ったことで,証明書を発行するという貢献の仕方を考えました.

 

ボランティアはなんかやってるの?

1.一番最初のボランティア経験でいうと,ボーイスカウトのときに毎年赤い羽根募金をしたり,町の掃除なんかをしてました.赤い羽根募金は小学校のころからやってて,僕は声がものすごく大きいので一番人目を引いてたらしく,新聞に写真が載ったこともあります.

2.そんな経験が頭の中で残っていたのか,学生のころには渋谷掃除コンでもないですけど友達を10~20人くらい集めて渋谷の街を歩きながらしゃべりながらゴミを拾うって活動をしてました.

3.後は「日本をよくするには海外とのつながりだ!」とか言いながら開国塾という留学生交流会を主催してました.グループに分けて「日本をよくするためにできること」などの議題を設けてプレゼンをしたり,グループが仲良くなるようなゲームをしたりしてました.

4.すごい恥ずかしいのはこれも学生のときに大阪に行って,「日本を創っているのはサラリーマンだ,サラリーマンを応援しよう!」と大阪の友達を入れて5人で月曜日の朝に大阪駅の前で大声で「おはようございます!今日も一日がんばってください!」と叫んでましたw

5.東北大震災のときは就職して間もなかったので,少し経ってから行ったのですが,まだまだ宮城の沿岸とかはガレキがすごくて,それをどける作業とかをしにいきました.もともと何があったのかわからないぐらい平坦な空間が広がってて,ときどきぽっかりと神社のほこらがあったり,その数十メートル向こうに神社の灯篭みたいなのがあったり.それを戻したりしてました.

6.インドに行ったときは経済的に恵まれない子供たちが無料で通える学校にボランティアをしにいって,英語や算数を教えたり,ある日はピクニックに行って,その引率をしたりしてました.やはり小学生は美術館とかでもはしゃいだり,だっこしてとか肩車してとかものすごかったです.ただ,そのとき公園にいったときに→公園での出来事からボランティアをなぜはじめたかの説明へ.

7.ネパールにいったときも,ボランティアってわけではないのですが,現地の友達を作ろうといろんな学校をまわっていて,ある小学校の前で友達と二人で鉄棒をしていたら,その小学校の子供たちが「come in! come in !」と誘ってくるので,校舎に入って,1時間日本語の授業をしたことがあります.校舎に入ってから5分くらいして,鐘が鳴って先生も教室に来たのですが,「ナマステー」とあいさつしたら,サンキューサンキューって笑いながら教室を出て行って1時間戻ってきませんでした.w

8.NYに行ったときは小学校の校舎の建て替えのボランティアをしました.校舎の建て替えと言っても荷物をひたすら運ばされるのですが,向こうでは学業に対するボランティアの熱心度合いが強くて,結構学校関係の仕事はボランティアが集まるようです.無駄な資金を使わせず,子どもたちへの学業を優先するということなのだと思います.

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