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ボランティアインタビュー

大学生でボランティア活動を始められた山野陽菜さんへのインタビュー

山野さんが子供たちにクイズを出題している画像

こんにちは! JAVOで学生ボランティアとして活動している浦野です。

 

今回は、ボランティア活動を始められた大学生の山野陽菜さんにお話を伺いました。では、インタビュー内容をご覧ください!

山野さんが子供たちにクイズを出題している画像

・活動内容

 

まず、山野さんの活動内容についてご紹介します!

茨城県水戸市にある偕楽園の施設の一つである好文亭で営まれているカフェ「樂」さんで、学芸員さん協力のもと子どもたちに郷土史を知ってもらうために偕楽園好文亭の解説や体験活動を行っています。

 

2023年の10月末に初めて実施されましたが、今後は学生たちの長期休暇に合わせて行っていく予定です。初回の活動では、小学生を対象に偕楽園好文亭の解説と抹茶体験を行いました。抹茶体験を選んだのは、カフェでも実際に行っていてノウハウがあったことと好文亭の雰囲気とも合っていたことが主な理由です。

山野さんが子供たちにカフェからの眺めを紹介している画像

この活動は、山野さんとカフェの社長の「子どもたちに郷土史を知ってもらいたい」「本物の体験をしてほしい」という思いから始まっています。子どもたちへの呼びかけは、水戸市内にポスターを掲示したりカフェのSNSで発信をしたりして行っています。興味のある方はぜひご覧ください!

 

 

・始めたきっかけ

 

大学生になってから始めたカフェでのアルバイトがきっかけになりました。

 

面接のときに社長から「子どもたちに郷土史を伝え、本物の体験をしてほしい」という話があり、その言葉に共感したことから始まりました。

 

もともと大学で歴史や考古学を専攻しており、ボランティアを始める前に偕楽園好文亭についても自分で調べたり学芸員の方に資料をいただいたりしました。

 

 

・活動の面白さ

 

学芸員を目指しているので、カフェの活動の一環でありながら学芸員の仕事に近いことを経験できたのは良かったと思います。また、学芸員になったら子どもたちに歴史を伝えたいので、その活動をできたのも良い経験になりました。

 

社長は子どもたちに郷土史に触れてほしいという思いもありますが、大学生にも社会に出る前に本物の仕事を体験してほしいと考えています。その思いも実現できていると思います。

 

今活動しているのは山野さんだけですが、これからは何人かボランティアを募って活動を続けていきたいとのことです。

 

 

・活動の大変さ

 

一番大変だったのは、自分で調べたり資料を作ったりする準備です。特に好文亭は歴史資料が少なく、探すのもまとめるのも大変でした。難しい言葉を子どもたちに分かりやすく説明するのも、難しかったです。学芸員さんや教育学部の大学生にコツなどを聞いて取り組みました。例えば、偕楽園を創建した水戸藩第9代藩主の徳川斉昭のお茶に関する考え方は古い言葉遣いで難しく書かれており、小学生にはかみ砕いて解説しました。

 

学芸員や県の職員の方など大人とやり取りをする機会も多く、初めての経験に緊張もありました。

 

資料作りの時は大きく見やすくして、子どもたちに渡すものには自分で自由に書けるスペースを大きく作って工夫しました。水戸藩主の写真を並べて年表も用意しました。

 

 

・印象に残っていること

 

来ていただいた方に「良かった」と言ってもらえたことが、すごく嬉しかったです。色々な準備をした甲斐があったと思いました。子どもたちも楽しそうで、一緒にいらっしゃった親御さんたちからも好印象でした。

 

初めての活動だったので、今後の活動に向けてつかめたこともありました。休憩中に学芸員の方から、好文亭のことなど歴史について話を聞かせていただいたのもためになりました。

 

 

・今後の展望

 

中学生や高校生に対象を広げていきたいです。高校生に合った難しい内容にするのが初回では難しかったので断念してしまいましたが、今後挑戦していきたいです。

 

初回は抹茶体験だったので、違う体験活動も提供してみたいです。新しい体験は具体的には決まっていません。ですが社長とは、学芸員で論語塾をやっている方もいるので、論語に関することをやるのもいいかなと話しています。

 

今年(2024年)の春休み頃を目安に、次の活動を考えています。まずは中学生を対象にして、高校生にも実施するかもしれません。

 

 

・山野さんたちが伝えたいこと

 

中学・高校で部長をやっていたことはありましたが、一から何かを企画して実行するのは初めてでした。なかなかできることではなく良い経験になりましたし、新しい経験は自分のためになったと思います。こう言った活動はガクチカや就活に悩んでいる学生にも、良い経験になると思います。

 

今回の経験は自分の力だけでなく、支えてくれる大人たちがいるからこそできたのだと気付くことができました。支援してくれた方々には感謝しています。

 

社長は、子どもたちに郷土学を学んでもらい、子どもたちに本物の体験をしてもらうのを一番の目的としています。また、夢を叶えるには色々な支えや自分を燃やすエネルギーが必要であることを知るきっかけとして、山野さんにこの活動を提案しました。経験には一つも無駄がないからこそ、社会に出る前に貴重な経験をしてほしいと考えています。小学生から大学生まで、活動に参加してもらい将来へのきっかけを掴んでほしいです。

カフェ「樂」のURL(偕楽園 好文亭 カフェ「樂」 (goope.jp)

・まとめ 

山野さんへのインタビューは以上となります。

山野さん、インタビューへのご協力ありがとうございました!

 

私も本物の体験をしてみたくなりました。この記事を通して、水戸の歴史や好文亭に興味を持っていただき、子どもたちのために活動している人たちがいることを知っていただければ幸いです。

JAVOではこの他に、あなたのボランティアエピソードや団体の活動など、たくさんの記事を募集しています。

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