SDGsとボランティア
近年SDGsの取り組みは日本の会社や学校でも認識が深められており、私自身も中学、高校で勉強していました。持続可能な開発目標は一人一人の行動が鍵となり、全国の人々が手を取りあうことで達成できるもの、つまり子供から大人まですべての世代がよく考えるべきものなのです。
また、SDGsの取り組みは会社や学校にとどまらず、ボランティア活動でも行われています。SDGsの目標を達成するにはボランティア活動が欠かせないのです。ここからはSDGsの取り組みに関係するボランティア団体について紹介していきたいと思います。
地域のボランティア活動
〇子供食堂
子ども食堂とは、無料または安価で栄養のある食事がとれる場所のことです。家族そろってご飯を食べることが難しい子供たちに対して、共食の機会などを提供しています。
メリットとして、
・手作りで温かい食事を安で食べることができる
・子供同士、親同士のコミュニケーションの場となる
・アットホームな雰囲気で誰かと食事ができる
などがあり、子供たちにとって第二の家とも言えるほど大切な場所となっています。
SDGsの取り組みとしては、17のゴールのうち1.貧困をなくそう 2.飢餓をゼロに
が当てはまります。
海外のボランティア活動
〇フードバンク
フードバンクとは、まだ食べられるのに破棄されてしまう食品を必要な施設や人に無償で届ける活動のことです。アメリカで誕生し、現在は地方自治体やNPO法人などで取り組まれています。もしかすると皆さんの住んでいる地域にもフードバンクがあるかもしれません。SDGsの取り組みとしては、1.貧困をなくそう 2.飢餓をゼロに 3.つくる責任 つかう責任 が当てはまります。
他にも、子供への学習支援や清掃活動、災害ボランティア活動などSDGsに関係するボランティア活動が行われています。
SDGsに関連したボランティア活動を行っている団体
・一般社団法人 ボランティアプラットホーム
世界各国で困難な状況に置かれている人々の支援を目的に、短期の海外ボランティア派遣を中心とする事業を行う団体です。
短期のボランティア活動から、長期のボランティア活動である青年海外協力隊、また、JICAや国際機関の職員としての仕事まで様々あります。「将来は国際協力の仕事に就きたい」と考えている学生の皆さんにもお勧めの青年海外協力隊スタディーツアーなども企画されています。
・特定非営利活動法人 NICE
国内外でボランティア・ワークショップを行う国際NGO。
世界約100カ国にパートナー団体があり、NICEを通じて年間1000人ほどの日本の人々が国内外でボランティア活動に参加しています。
・NPO法人 キッズドア
子供を巡る社会問題に取り組む団体です。
2007年から活動開始。
すべての子供が夢や希望を持てる社会を目指すために無料学習塾の運営や居場所支援を実施しています。
・NPO法人 Pista
子ども食堂や、発達障害の子供の居場所づくり、子供を取り巻く問題に対しての取り組み、子供の笑顔を増やす活動を行っています。
子ども食堂やフードパントリーを開催するなど、子供たちに合わせた取り組みを行っています。
・認定NPO法人 フードバンク関西
市場や家庭で食品が余るという問題と「明日の食事の当てがない」などの食の困窮者がいるという二つの問題をマッチングし、誰もが食べ物を得られる社会を目指す活動を行っています。
1.あつめる
→十分に安全に食べられるのに利用されなくなった食品の回収
2.とどける
→回収した食品を困窮者が得られるように届ける取り組みを行う
3.つなぐ
→余剰食品と食の困窮者のマッチングを、より多くの場面で展開するため、幅広いネットワークと連携をとる。
最後に
SDGsに関連するボランティア活動・団体について調べてみて、日本や海外でも多くの活動が実際なされていることを知り、とても興味深かったです。多くの人々が人のために活動されていることはとても素晴らしいことだと感じ、これをきっかけに私自身ももっと深くSDGs関連のボランティア活動を調べていこうと思いました。
また、この記事を読んでボランティア活動に少しでも興味を持った人がいれば是非、参加してみてください。参加の仕方で困っている人は団体が開催しているイベントに参加してみる、ボランティア募集サイトをチェックするなどからはじめてみるのもいいかもしれません。皆さんの行動で周りの人を笑顔にしてみませんか。
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